明るいニュース
連日ウイルス関連のニュースでは、ちょっと暗いので、
ひとつ、明るい話題を。
昨年秋から、急激に明るさを失っていた、
オリオン座の一等星、ベテルギウスが、
ここにきて明るさを取り戻しつつあるそうです。
イキナリ、星の話?
しかも明るい、ってそっちの明るさかよ、
と、突っ込みたくなる皆さんの気持ちももっともですが・・・。
ただ、この話題は昨年から気になっていたもので・・・。
昨年の秋からベテルギウスの明るさが急激に衰え、
もともと0.42等級くらいの明るい星だったのが、
徐々に暗くなり1.5等級を割り込んで、
一等星から二等星に降格か、という話でした。
参考までに星の明るさは対数スケールの「等級」で示され、
1.5等級より大きいものを「一等星」、
1.5等級から2.5等級より大きいものを「二等星」などといいます。
オリオン座は北半球で見ることのできる星座の中では
唯一、一等星を2個持つ星座でした。
(もう一個は0.13等級のリゲル。)
それが、まさかの「降格」とは・・・・。
しかし、それは恒星の寿命の末期である赤色巨星であるベテルギウスが
いよいよ超新星爆発を起こす前兆かもしれない、との説に、
にわかに色めき立ったのです。
超新星とは夜空に突然出現する明るい星として観測され、
1006年の4月、-7.5等級という歴史上もっとも明るいとされる超新星が
世界各地で観測され、記録が残っている。
日本は平安時代で「新古今和歌集」の藤原定家が、
「客星」として記載しているそうだ。
月の4分の1ほどの明るさで昼間でも見えたらしい。
なので、超新星爆発をこの目で見られるか、と期待していたので
明るさが復活した、というのは、
必ずしも明るいニュースではなかったりしますが・・・・。(^^;)
いずれにせよ650光年の距離にある星なので、
今見ている現象は650年前の出来事なんですよねー。
広大な宇宙のことを考えると、
日常のストレスが些末なものに思え、少し解消されます。
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