ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2020.04.25

感染を拡大する人

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先週、緊急事態宣言が東京では出ているが、

こちらでは出ていないときの話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30代の女性患者さんが初診の受付をしました。

保険証の住所は東京都、会社名は某在京テレビ局でした。

数日前にそこのニュースキャスターが

新型コロナウイルスに感染し入院したという局です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幸い、待合室には1人しか患者さんがいませんでしたが、

問診表には「セキが出る」との記載。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なので、待合室で待たずにクルマに戻ってもらい、

(ワタシはその1人の患者さんを診ることになっていたので)

副院長が電話で問診。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2,3日前からかなりセキ出ること、

花粉症もあるがクスリを使用していること、

熱はなく、渡航歴、濃厚接触の類はないことなどを確認しましたが、

やはり新型コロナウイルスの感染は否定できず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一応、電話で薬剤アレルギーなども確認し、

通常のセキ止めと、アレルギー薬で様子を見て、

症状があるうちは外出しないこと、

セキが続く、熱が出て続くような場合には

PCR検査ができる施設に連絡を取ることなどを指示し、

診察室での診察はしませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 患者さんは、なんで直接見てくれないのか結構怒っていたそうですが、

自分が感染しているかも、という自覚はほとんど無いようでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そもそも東京都に緊急事態宣言が出ている中、

足利にきている、というのも問題だし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その日の夕方、その方の勤めるテレビ局が

新たにスタッフに新型コロナウイルスの陽性者が出たため

3日間の全館閉鎖になったというニュースがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 来院された方が感染者だったかどうかはわかりませんが、

少なくともはたから見て疑いがあると考えられる人が、

自分はそうかもしれないとは思わず、

けっこうあちこち平気で出歩いている、

というケースは、ほかにもあるのでしょう。。

 

 

 

 

 

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