ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2019.06.19

外科医として

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 「老眼」になっても内視鏡や、顕微鏡のおかげで、

日常診療はほぼ問題ないが、

困るのは耳鼻科の手術だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちょっと前に1歳上の日赤のS部長から、紹介状に対し

もう細かい手術はやりません、とのお返事をいただいたが、

ワタシもここにきて手術を選ぶ時期にきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この間、来院された「副耳」の赤ちゃんですが、

今までは、自分でやっていましたが、病院に紹介しました。

ちなみに当院の副耳手術第1号は、

今も働いているウチの看護師さんのお子さんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後に来た「粘液嚢腫」の方も紹介状を書きました。

口唇粘液脳腫も、これまでさんざん手術しましたが、

もうこれからは基本、紹介しちゃおうかな、と。

口唇粘液脳腫なら病院でも局所麻酔日帰りでできるでしょうから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この手の手術はもはや肉眼では無理だが、

顕微鏡をつかえばできないことはないのですが、

顕微鏡はどうしても視野が狭い。

術野は良いとして、持針器に5-0の針糸を把持するのに

また、これが見えない。(^^;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 助手さんに器械出しをやってもらう手もありますが、

術野が狭いと、やはりオープンな手術では何か事故があると困るので、

今後は紹介してやってもらうことにしました。

ナサケナイ。

今後、ホームページを書き換えておかないと・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 内視鏡でも顕微鏡下の鼓膜チューブ留置や、鼻内内視鏡下の手術は

術野が外耳道内、鼻腔内とクローズなのでまだ大丈夫です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この間、病院でこの子は暴れるから全身麻酔だねー、

といわれた男の子の鼓膜チューブ留置などは、局麻で行い、

病院にお返ししました。

こういう他の施設ではできず、当院でしかできない手術は、

まだやる意味があります。

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、この程度の小手先で何とかなる手術はやりますが、

これだって顕微鏡で見えても、気力がいつまでもつかどうか・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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