医者に出されても飲んではいけない薬
お医者さんの巨大掲示板サイトで話題になっていた「週間現代」。
「医者に出されても飲み続けてはいけない薬」(゚Д゚;)
一応買ってみました。
しかもこの記事、ウケたみたいで気づけばシリーズ化しとる。
内容は、かなり「もって」ある。
医者たちが次々に証言って、マジか。
よく読むと、まるっきりウソではないが、決して真実ではない、というマスコミ独特の書き方である。
この薬で、こんな副作用が、とかかえって症状が悪化する、とか。
もちろん、薬はそういった一定のリスクを負っているわけだが、
医者は一般にそういったことを踏まえたうえで、メリットの十分得られる処方をしてるわけだ。
飛行機を使えば、どこそこまでわずか2時間で行けるが、
おどろくなかれ、過去実際にあったことだが、飛行機というものは墜落することがあり、
その際はほとんどの人が死んでしまう。
歩いていけば一ケ月もすれば、一切運賃もかからずに安全に目的地に着くというのに、
わざわざこんな危険な交通手段を使う意味はあるのか、
ということと、ほぼ同じ理屈である。
でも、なかなか一般の人にはわかりにくい。
この手の記事はあおればあおるだけ売れるのである。
大半は「高血圧」「糖尿病」「高脂血症」の薬で、耳鼻科で使ってるクスリはあまり載ってなかったが、
内科の先生は、これで困ってる人も多いだろうなあ。
シリーズ3弾は「受けてはいけない手術」。(T_T)
これによって、受ければ命が助かる手術を拒否して、
あやしげな「民間療法」や「新興宗教」に走る人だって出てくるんじゃなかろうか。
薬も勝手に中断して、高血糖や脳出血で救急外来に運び込まれた人なんか、すでに出てるかもしれない。
医者の場合はすぐ訴えられちゃうが、こういった記事は訴えられないんだろうか。
今週本屋さん行ったら、「週刊現代」は大反響第5弾がまた出ていたが、
ビックリしたのはライバル誌と目される「週刊ポスト」の特集。
「やってはいけない歯科治療」(@_@)
いやー、安易というか、臆面もなくというか・・・・・。
どちらも、ここんとこベッキーやらマスゾエやらで「週刊文春」にだいぶ持っていかれてたからなあ・・・
まあ、主治医に相談してみるのはイイですが、
ともかく、勝手にやめない方がいいと思いますよ、医者として。
「読んでは、いけない週刊誌」なんちて。(^_^;)
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