ワクチン有効性
新型コロナウイルスのワクチンの有効率が90%はスゴイ、
という話をしましたが、
有効率ってナンだ。
100人にこのワクチンを打つと
90人は発症しないが、10人は発症する、ということではありません。
ワクチンを打っていない人でも100%罹患するわけでは無いので、
そこを計算に入れる必要があります。
とすると、こんな計算になります。
ワクチンを100人に打って、それでも罹患した人が5人。
ワクチンの有効成分でないプラセボを打って罹患した人が10人、
とすれば、ワクチンを打ってれば10人中
5人の人が「救われた」はずですから
有効率は5 /10×100=50%になります。
また、いっぽうで
ワクチンを打った100人中罹患した人が40人いたとして
プラセボで罹患した人が80人いた場合、
有効率は40/80×100=50%となり、
100人打って95人に効くワクチンと、
100人打って60人しか効かないワクチンの有効率が、同じ、
ということになります。
だから90%以上の有効率って、かなり凄いんですけど。
ここにきて新型コロナウイルスの特効薬がどうも難しそうなので、
ワクチンの効果には大いに期待が集まるところです。
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