フィルター
オミクロン株になってから幼小児にも容易に感染するようになり、
保育園での感染を中心に2歳3歳4歳あたりの陽性者も
増えてきました。
なんせこの世代は、マスクできないし、予防接種もしていない。
会話や接触を自粛することはあり得ない。
すこしノドが痛い、アタマが痛いなどと言う症状は表現できないし、
何よりもまた、コロナでなくてもちょくちょくネツを出す年頃です。
このような子には、
病歴や中耳炎、溶連菌の有無などを確認したうえで、
疑いがある子には躊躇せずハナに綿棒を突っ込んでPCR検査をしますが、
また、けっこうこれが陽性に出るのだ。
でもこういった現状から逃避している医者もあるようです。
3歳の子が発熱、
嘔吐もあったので某小児科で胃腸炎といわれたが、
保育園に通っておりネツが下がらないため
コロナの可能性はどうですか、と親が尋ねたところ
市販の抗原キットを買って調べてください、
と言われたとのこと。
マジか。(゚Д゚;)
医者の言葉とも思えない。
何回か書きましたが、抗原検査の陰性は陰性証明にはなりません。
いっぽう、医者の立会いのない市販キットの陽性は
コロナの診断にはなりません。
お母さんは言われた通り市販のキットを買って調べたら陽性反応。
困って保健所に相談したら、当院を紹介されたとのこと。
さっそく確認のためPCR検査を行いました。
翌日判明した結果は、陽性でした。(T_T)
その晩から、お母さんが39℃の発熱があったとのことで、
こちらは娘さんの結果を踏まえてみなし陽性と診断しました。
お母さんを通じて、他に広がっていないことを祈る。
先の陰謀論の医者もそうだが、
コロナという災厄がある種のフィルターになって、
ヤバイ医者、ダメな医者があぶりだされてくるようです。
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