シン・ゴジラ、観てきました!
ついに行ってきました。(ワンピースじゃないぞ)
期待と不安が・・・・
「ゴジラ」というのはワタシにとってただの映画ではなく特別な存在。
先週末の公開以降、入ってくる情報を意識的にシャットアウトして今日に臨んだ。
結論。
・・・スバラシイ、感動した。(T_T)
正直、映画が終わってスタンディング・オベイションしたい気分であった。
帰り道、妻と感想を話すのにも、うれしくて涙が出そうになるのをこらえるほどであった。
以下、多少のネタバレになるので注意。
ともかく、「正しいゴジラ映画」だと思う。
子供や、男女の恋愛や、家族愛などのミニマルなストーリーをいっさい排して、
ドキュメンタリー風に作っている。
視点を政府対策室内に置き、偶然居合わせジャーナリストや、
別れた元夫婦なんていう余計なものを持ち込まない。
超能力少女や、ヘンな新怪獣も登場しない。(←ここ一番大事)
ゴジラを「災害」としてとらえ、その政府高官たちの災害としてのゴジラ対応は、
最近の地震、津波に伴う原発事故への政治家の対応を重ね合わせている。
役に立たない、御用学者は、この間の憲法論議を彷彿させるし。
そして、自衛隊。
自衛隊シーンでの「怪獣大戦争マーチ」はやはりグッとくるなあ。
護衛艦やF-2、10式戦車も良かった。
いちいち、出てくる艦船、飛行機に名前のキャプションがつくのがイイ。
キャスティングも良かった。
とくに総理大臣をはじめ、政治家がなかなか。
余貴美子さんの防衛大臣、良かったなー。
石原さとみはちょっとアレだが、ギリギリまあ、良しとしよう。
東宝製作陣はハリウッド版のゴジラを見て、大いに刺激を受け、
ショックを受けるとともに、いや、ゴジラは、そうじゃねえんだ、という思いもあって、
相当な気合をもってこの映画を作ったと思う。
冒頭から、エンドロールに至るまで1954年の「ゴジラ」への深いオマージュが感じられた。
「シン・ゴジラ」というタイトルは違和感があったが、その辺の決意の表れなのか。
日本のゴジラ文化を継承しつつも、もはやミニチュアワーク、着ぐるみ、操演の時代ではないと
ゴジラがフルCG化して「世界基準」にやっと追いついた。
前も書いたが「ゴジラ対エバンゲリオン」のクリアファイルみて、
ヘンなキャラクターが出ないか大変危惧していたが、杞憂に終わった。
エバンゲリオンももちろん見たことないけど、ワタシはアニメはどうも苦手です。
ゴジラ映画は、シリーズとはいえ、60年にわたる歴史があり、
その時の時代背景や、映像技術の差があるので作品としてランキングを決めるのは大変難しいが、
リアルタイムで見た中の印象では1984年の「ゴジラ」を確実に超えている。
長生きしてヨカッタ。
いっぱいお土産も勝ってマンゾク。
このパンフレットの「ネタバレ注意」の帯は親切ですね。
やってるうちにまた観に行こ。
1件のコメント
[…] やはり「シン・ゴジラ」はすごかった。 […]