ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2021.08.13

クライマーズハイ~日航ジャンボ墜落から36年

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夏休み1日目8月12日は1985年に起こった

日航ジャンボ墜落の日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日のことはよく覚えています。

医者になって1年目の夏休みの初日で、

そのことは以前ブログに書きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前録画しておいた映画に

「クライマーズハイ」という映画があり

2007年に制作された

この日航ジャンボ機墜落事故に関連した作品

ということなので、時節柄ちょうどいいかと

昨夜、妻と2人で見てみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「北関東新聞」という群馬ローカルの

架空の新聞社を舞台に

地元で起きたビッグニュースの

スクープ争いや、報道の在り方における

会社と記者の立場の違い、

そこから生じる軋轢、

地方紙ならではの全国紙との違い、

有利、不利などを描いた

骨太の映画でなかなか面白かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画の本筋意外に楽しめた点が2つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひとつは出演者の顔ぶれがすごすぎる。

しかも、今や大物だがそのころはまだブレイク以前、

という役者さんが多い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主演の堤真一さんや高島政宏さんはは2008年時点で、

すでに何本か主演作品があったが、

堺雅人さんはまだ「半沢直樹」(2013)の前で、

尾野真千子さんは朝ドラ「カーネーション」(2012)以前、

そして鬼気迫る名演を見せた滝藤賢一さんは

今や売れっ子だが当時まったくの無名で

監督にオーディションを受けるように言われ

出演に至ったという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他にも、当時はあまり有名では無かったが

今は知った顔であるといった俳優さんが多く、

監督のキャスティングセンスがスゴイです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一点は、舞台が前橋なので、

前橋市でロケが多く行われており、

知っている場所とか、

入ったことのあるお店などが数多く出てきて

前橋市に長く済んでいた2人としては大変ナツカシイ。

前橋日赤も出てましたし。

背景に赤城山や榛名山が映り込むのも

またゆかし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 高島政宏さんが倒れたのは新前橋駅で、

当時はまだ上越新幹線が開通していなかったので、

谷川岳に行くには新前橋駅から上越線にのって

土合地下駅で降りる、というルートだった。

大学時代に新前橋駅からスキー担いで、

上越方面にスキーに行ったことを思い出します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 市中心部のアーケード街も出てきますが、

1985年時に比べ、映画の作られた2007年には

かなり中心市街地の空洞化が進行しており、

当時よりかなり寂れた印象だったのは残念。

もっとも、前橋人以外は別に気にならないでしょうが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「北関東新聞社」は群馬県の地方紙、

という設定の架空の新聞社ですが、

群馬県の地方紙というと「上毛新聞社」なんですが、

実際のところはどうなんでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 上毛新聞の当時の記者のヒトはこの映画を観て

「あるある」、なのか「ありえねー」、なのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どちらにしろ、日航ジャンボ墜落事故は

群馬県の報道史上の大事件だったわけですから

いろんなことがあったでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 映画では「オオクボレンセキ」という言葉が

記者役の人からたびたび発せられましたが、

これは1971年に起こった大久保清による

若い女性を車で誘って次々に暴行殺害した「大久保清事件」と

1972年に連合赤軍が軽井沢にあるあさま山荘に

人質をとって立てこもった「連合赤軍あさま山荘事件」

のことでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どちらも群馬県(軽井沢は正確には長野県ですが)

を舞台に起こった全国を驚かせた大事件ですが

日航ジャンボ墜落事故はそれ以来の、

いや、それ以上の空前の大事件でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「大久保清事件」と「あさま山荘事件」の時には

ワレワレはまだ前橋に住んでいませんでしたが、

「日航ジャンボ墜落事故」の時には

事件をかなり身近なものに感じ、

強烈な印象が残っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところで、今日13日から

お盆休みを利用して入院手術のために

福岡まで飛行機に乗ることになっている妻に、

あー、明日ヒコーキに乗るので、

この映画観るのやめとく?

と尋ねたところ、

別に映画を観たから飛行機の落ちる確率が高まったり

運命が変わるわけじゃないから

全然平気、という

きわめて理系女子的な返答でした。

ごもっとも。

 

 

 

 

 

 

 

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