インド人にビックリ
インドで新型コロナウイルスの感染が
とんでもないことになってるようです。
インド人もビックリ、などといってられない状況。
病院でもいっぱいで治療が受けられず、
火葬もできない遺体が路上に並べられるなど、
ワレワレの想像をはるか超える事態になっているらしい。
ワクチン接種が進み
一時は感染収束に向かいかけたインドが
このような事態になったのは、
ワクチンに対する耐性を持った変異株が蔓延した
との情報もありますが、
どうもそれだけではないらしい。
今朝のNHKの映像は衝撃的でした。
ヒンズー教のお祭りのためガンジス川に密集する人の群れ。
誰ひとりマスクなし、
っていうか、仮にマスクしてても
こんだけ密集したらダメでしょう。
変異株とはいえワクチンの効果がゼロになるわけではありません。
たしかに抗体の効果がウイルスの種類によっては
1/3から1/6になってしまう変異株もあるようですが、
それでも効果はゼロではない。
こういった点を考えると、
インドの感染拡大は、ワクチン耐性の変異株だけではなく、
むしろ、ワクチン接種により減少に転じた際に発生した
気のゆるみに主たる原因があるようです。
2月の時点で1日の感染者が1万人を切り、
インドはコロナに打ち勝った、という空気が流れたそうです。
1万人ったってめっちゃ多いですが、
それまで10万人以上だったので、
ワクチン接種の拡大と相まって、
ヒンズー教のお祭りや、集会、結婚式などが連日行われたそうです。
また、予防接種回数は多いとはいえ、
インドは人口が多いのでまだ人口の5%。
しかもインドでは摂取対象者が45歳以上だったそうです。
なので、見かけ上の収束傾向に油断したために、
ヒト-ヒト間の距離が縮まって、
爆発的な感染拡大に至ったと考えられます。
なので我が国でも今後ワクチン接種が広まっても
当面は会食、旅行、集会、イベント等の規制、自粛は
ある程度必要になってくるものと思われます。
まあ、賢い日本国民は一気にマスクを取って密集しちゃう、
という事態にはならないと思いますが。
それにしてもヒトを救うはずの宗教が、
かえって人命を奪ってしまうということは、
昨年にイタリアで聖職者が患者宅を訪問したり、
教会でコロナから救われるための集会を開いたりが
感染拡大につながったという事例を踏襲しています。
まずは、科学的思考が宗教に優先されるべきなのですが・・・。
人類を救うのは神ではなく、人類の叡智です。
もともと神という存在も
大昔の人が頭の中で作ったものにすぎませんから。
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