「トップガン・マーヴェリック」観てきました
さて土曜の午後のもう一つのミッションとは、
ここ、アシコタウンにはいつも利用するユナイテッドシネマがあります。
妻と待ち合わせて映画を見る約束。
今回見るのは「トップガン・マーヴェリック」。
本当は先に公開された「シン・ウルトラマン」を観ようと思ったのですが、
上映時間が予防接種時間と重なっていたため、
今回はこちらを観ることにしました。
さて、この映画、いわずとしれた1986年の映画「トップガン」の
36年ぶりの続編です。
本来は2020年公開予定でしたがコロナの影響で延期になっていました。
もともと海軍機好きのワタシはこの初代の「トップガン」を観て、
アメ横でG-1フライトジャケットを買いました。
さて、今日の鑑賞に先立ち、
昨夜アマゾンプライムで1986年の「トップガン」を
「復習」しておいたのですが、これが良かったです。
なんと、新作「トップガン・マーヴェリック」は
オープニングシークエンスがトップガン設立の経緯を説明する字幕から
空母からの発艦シーンまですべて第1作を踏襲した演出になっていました。
曲も同じ「Danger Zone」。
あー、ここで全部ココロ持っていかれました。
もう、泣きそうです。
違うところはF-14とA-6、A-7だったのが、
F-18とF-35 になっているところ。
そしてもう一つ、これは後で知ったのですが
トップガン説明のテロップが「men」から「men and women」に変わっていたそうで、
なるほど。
第1作を超える続編はない、というのが映画界の定説ですが、
ひょっとしてオレ的には新作の方が面白かったのでは、
少なくとも2日連続で2作を見比べた範囲では、という印象です。
59歳になったトム・クルーズは、
二枚目ではあるが、もともと童顔なのでどこかトッチャン坊や的な風貌で
それほどカッコイイともいえないのですが、
よく頑張っていました。
周囲のトップガンパイロットに二枚目を配さなかったのは
トム・クルーズが自分が目立ちたいための
ハリウッド・パワハラかと思いましたが、
これはこれでよかった。
ジャニーズ的な2枚目お坊ちゃんがエースパイロットでは
かえって興醒めですから。
だが、映画の主役はなんといってもヒコーキなので。
戦闘シーンなどは当然CGとの組み合わせだと思いますが、
ともかく実際に実機が飛んでる、というリアリティはスゴイ。
ちなみにF-18の機体使用料は1時間当たり144万円かかったそうです。
本当はF-35 が出るべきところを、
映画の中ではよくわからない理由でF-18でなければこの任務は出来ない、
と、強引にF-18を主役に据えたのは大変ウレシイ。
劇中の作戦も、これはやっぱり無人機を使うよなあ、
という内容ですが、ハリウッド映画なのでこれでヨシ。
この作戦はスターウォーズのダークスター襲撃を彷彿とさせますが、
そのオリジナルは朝鮮戦争を描いた映画「トコリの橋」。
その映画ではF-6Fパンサーが主役でした。
そして、最後にF-14が登場しちゃう💛
最初の映画のセリフで敵基地には第5世代戦闘機と古いF-14がある、
というのがあって
F-14があるとするとこの国はロシアや中国、北朝鮮では無くて
イランしかねーじゃんと思ったのだが、
これが伏線になっていたとは。
アメリカ以外でF-14を採用した国はイランしかないのですが、
まあ、架空の第三国ということで。
トム・クルーズがその扱い慣れた可変翼を武器に
相手の最新鋭第5世代戦闘機を翻弄する場面はワクワクしました。
F-14の運用は1974年で、F-18の運用開始は1983年だが
F-14はその運用コスト高により2006年には退役しており
現役で最新のアビオニクスに改修、更新されているF-18とは
見た目の違いはそれほど多くなくとも
コックピットはまったく別のシステムであろうから、
同乗した若いルースターがその古さに愕然とした、というシーンは愉快でした。
ともかく、最後、あの状況でハングマンが助けに来る、
というのも鉄板のお約束なのですが、
これが、ハリウッド・エンターテインメントの極み。
じゃあ、なんでハングマンはF-35ではなく、
旧式のF-18で助けにきたのか、という野暮な質問は置いておきましょう。
ともかく、映画はこの爽快感が大事、
ということで、今回の「トップガン・マーヴェリック」は合格です。
それにしても気になったのは、劇場で見たお客さんの年齢層の高さ。
杖をついている年配の女性など、高齢者の個人、グループがほとんどでした。
そういえば曲もデビッド・ボウイのLet’s DanceやT-REXのGet it On。
F-18の飛行シーンでザ・フーのWon’t Get Fooled Againがかかったときはシビレました。
前作「トップガン」は青春映画であったが、
この映画のターゲットはワレワレを含め、
1980年代に青春を過ごした年代なのだなあ。
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