ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2016.11.23

「ダルシマ」を聴いて

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昨日書いた「湯を沸かすほどの熱い愛」のエンドロールを見ていたとき、

そこにふと意外な名前を発見した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「りりィ」さんである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこに出てたんだろ、と思い、あー、あの宮沢りえのお母さん役か、と思い当たった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画で死んじゃうのは宮沢りえさん演じる主人公だが、

そのりりィさんが11月11日に亡くなった

というニュースを聞いたばかりだったのでちょっとびっくり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワタシがりりィさんを知ったのは中学2年の時。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当時、フォーク少年になったワタシは

家にいるときは、ほぼずっとラジオを聴いて

テレビでは聴けないアーチストの曲を漁っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中、出会ったこの曲。

ラジオでこの曲を聴いてそのインパクトの強さに一発でファンになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、レコード屋さんに行ってこの曲の入っているアルバム「ダルシマ」を買ったのだった。

1975年7月の発売だから、ちょうどワタシは中学2年生。

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ワタシが日本の女性シンガーソングライターのLPを買ったのはこれが唯一かも。

あ、森高千里さんを除く。

 

 

 

 

 

 

 

 

このレコードは良く聴いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本のベルベット・アンダーグラウンドとも称される元ジャックスの

木田高介氏がプロデュース、アレンジ等一手に担っており、

その完成度は高かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、りりィさんは翌1975年に「わたしは泣いています」が大ヒットを記録し、

はじめてどんな顔のヒトだか知ったが、

この曲はなんか違うな、と思いあまり好きではなかったのでレコード買わなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが、ひょんなことからこのレコードを所有することになった。

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雑誌、おそらく「週刊FM」か「FM fan」のレコードプレゼントの懸賞に応募したら

たまたま当選しちゃったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この手の懸賞に当たったことは後にも先にもあまり記憶がないのだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、やっぱりあまり聞かなかった。

もうこの当時、フォーク少年はロック小僧になって洋楽ロックばっかり聴くようになっていたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういう意味では今聴いてみると「ダルシマ」はフォークソングではなく

完全にロックのアルバムとして聴くことができ、

フォーク少年の中にあったロックの種を発芽させてくれたアルバムかもしれないなーと思うのである。

 

 

 

 

 

 

 

途中、ポール・マッカートニーの「アンクル・アルバート」の

アレンジをパクったなという箇所やなんかもあって今聴くとニヤリとするが。(1:25あたり)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こっち1:10あたりから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

りりィさん、享年64、肺がんだったということであるが、

やはりスモーカーだったのかな、残念です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご冥福をお祈りします。

 

 

 

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