ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2016.11.29

「やってきたのはプロシア兵だ。」

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 「やってきたのはプロシア兵だ。」

というのは、ワタシが子供のころ読んだ推理小説

「名探偵ルコック」の中の出てくるセリフである。

 

 

 

 

 

 

 名探偵ルコックはシャーロック・ホームズより20年ほど前にかかれた、

探偵小説の草分けである。

ワタシは小学生のころ読んで

当時「プロシア」という国を知らなかったので印象深く覚えている。

 

 

 

 

 

 

 

 だが今日の話は、その小説とは全く関係はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回、「やってきたのは鹿軍団」であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 年間勝ち点2位のチームと3位のチームが対戦するチャンピオンシップ準決勝は、

Jリーグの発表では「年間勝ち点上位のチームが有利になるように」

2位チームのホームグラウンドで行われ、

90分で引き分けの場合はホームチームが勝ち抜けというレギュレーションであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちなみに「2つ目の90分で引き分けなら云々」のルールは昨年はなく、

昨年年間勝ち点2位のレッズは、同3位ガンバ大阪と90分では引き分け、

延長後半の2失点で決勝への道を閉ざされたので、

今年のレギュレーションであれば決勝に進めたことになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 川崎フロンターレ風間八宏監督は試合前

「ただ、勝つことではなく、(決勝を見据えて)どう勝つかが大事だ」

と語っていたが、

鹿島アントラーズ相手に0-1で負けてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 現行のチーム力から言えば7;3で川崎が来るかなと思っていたが

まだカップ戦を含め一つのタイトルも取ったことのない川崎フロンターレと、

国内では断トツの、過去14タイトルを取った鹿島アントラーズの

大一番での勝ち方の経験値の差が色濃く出たゲームであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 年間勝ち点から考えれば、

1位浦和レッズ74、2位川崎フロンターレの72に対し、

鹿島アントラーズは3位とはいえ、勝ち点59。

実に川崎との差は13点である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、決勝戦。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ホームアンドアウエイのレギュレーションは以下の如くである。

 

 <優勝チームの決定方法>
2試合が終了した時点で勝利数が多いチームを優勝とする。
2試合が終了した時点で勝利数が同じ場合は、次の順によって勝敗を決定する。

 ① 2試合の得失点差

 ② 2試合におけるアウェイゴール数

 ③ 年間勝点1位チーム

 

 

 

 

 ということは、ここでは年間勝ち点によるメリットは、ほぼ、ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかも第1戦は火曜日開催。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 J2上位チームによる昇格トーナメント、

J2,J3の入れ替え戦が日曜日開催なのに、

なして最も重要なはずのチャンピオンシップ決勝が火曜日??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここで、年間勝ち点首位のレッズが勝てば、まあ、物事は丸く収まるが、

年間勝ち点で15点、5試合分も下のチームが

もし、リーグチャンピオンになっちゃったら、

1年続けてきたリーグ戦はいったい何だったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この2シーズン、チャンピオンシップ制、わずか2年で消滅、

来年からは1シーズン制になるという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2シーズン制の導入に最後まで反対し続けたのは他ならぬレッズサポである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どんな形でこの矛盾の多い、荒っぽいストーリーは幕を閉じるのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最終章はまず今夜から。

 

 

 

1件のコメント

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  1. あなたのコメント  ドキドキです。鹿は勝負汚いから先取点がとても大切ですね。

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