ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2008.05.05

GWの話

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 ゴールデン・ウィーク、NHKでは、この名称を使わず「大型連休」といいますね。
何でですかね。
 一般的にはGWなんて略されることも多いですね。
 この時期に毎年思い出すことがあります。
 今を去ること、20数年前(なんか今週はムカシ話が多いぞ。)
大学を卒業して、国家試験が終わった私は5月の大型連休明けから、
群馬大学耳鼻咽喉科に勤め始めました。
 といっても、まだ国家試験に受かったわけではないので、いわゆる医療行為は出来ません。
国家試験は4月の第1週にあり、発表は5月半ば。
その結果を受けて、6月1日から本採用となるのですが、慣例的に5月の連休明けから
病院に顔を出す、ということになっていました。もちろん、無給。
(だから、結果次第で5月半ばで一旦いなくなって、また来年、という人もいるわけだ。)
 注射、点滴、投薬などは出来ないので、先輩にくっついて、その診察を見学したり、
カルテを調べます。
外来カルテでは、病名や症状に応じたそ処方をノートに書き写して、処方の仕方を ”盗む” わけです。
病棟のカルテでは、術式や治療方針を調べます。
 んで、病棟のカルテを開いてみると、
どの人のカルテも
「5月○日 GW 5月△日 GW ・・・」
と、GWばっかりです。
「そっかー、いくらお医者さんといってもゴールデン・ウィークなんだー。」
しかし、ゴールデン・ウィークが終わったページもカルテは「GW」が続く。
「もう、ゴールデン・ウィーク終わってますよねー。何なんですか、これ。」
「あほか、オメエ、こりゃドイツ語だ。GazeWechselの略だ、ホウコウだよ。」
「へっ・・・。ホーコー?(方向?、芳香?、彷徨?、咆哮?まさか砲口?・・・
「包交だよ、包帯交換だ。手術した患者さんとかの創部を消毒して、ガーゼを取り替えるんだよ。」
 なーるほど、包帯交換ね。
そーいや病棟では半日かけて入院患者さんのガーゼ交換を毎日してた。
別に患者さんが彷徨(さまよ)ってるわけでも、吼えてるわけでもないのね。
大体、ゴールデン・ウィークなんてカルテに書く意味ないし。
勉強不足でした
「放校」にならないように、せいぜい一生懸命医局に「奉公」しよう、なんて思ったりしたわけです。

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