ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2010.07.29

8月2日のメモリー(第1話)

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 今年もまた8月2日がやってくるなあ。
 毎年、この時期に思い出す夏がある。
 今を去ること27年前、昭和58年は、暑い夏だった。
 私は、当時大学5年生。
 その夏、我々は同級生6人で夏休みを利用して九州旅行を計画した。
実は、同じメンバーで前年夏は北海道を車で回った。
 北海道なら、次は九州だ、という安易な発想。
 車で安い宿を泊り歩けばコスト的にもなんとかなるだろう。
 ということで、男ばかり6人、
8月2日朝3時に車2台で前橋を出発したのだった。
 予定としては夕方までに大阪港につき、そこからフェリーで九州にわたる。
 東名、名神、中央道はあるが、上信越や長野自動車道はまだなかった時代だ。
 軽井沢から白樺湖を超えて諏訪インターから中央道に入るルートを選択した。
 2台の車は、T橋のファミリアと私のセレステ。
 理由はエアコンがついてるから。
 いまどき軽でもなんでも、エアコンの無いクルマは無いと思うが、
当時はエアコンついてる方が少なかった。
 私の車は「中古」で買ったので、たまたまエアコン付きだったのだ。
 さて、まだ夜明け前の真っ暗な国道17号を西へ向かってスタートを切る。
 高崎、安中、松井田を抜け順調に碓井バイパスへ。
 その後、南に進路を変えて、白樺湖を抜けていく頃、
ようやく、夜が明けてきた。
 おお、いい感じ。
 はっきりいって、我々は「浮かれて」いた。
 医学部の5年生といえば、事実上「最後の夏休み」だ。
 翌年は卒業試験、国家試験で勉強、勉強に追いまくられ、
夏休みに遊んでるヒマは到底、無い。
 メンバーで九州に行ったことのある奴は誰もいなかった。
 阿蘇山、熊本、雲仙、長崎、博多・・・・。
 あちこち行って、ウマいもん食って、焼酎のんで。
 あわよくばフェリーとかで、可愛い女子大生グループと遭遇するかも。
 旅行への期待やあらぬ妄想は膨らむばかりだ。
 カーステレオをがんがんかけて、朝からテンションあがりっぱなしだったのだ。
 その時点では無論、この先に待ち受ける恐ろしい運命など知る由もなかった。
  ~続く
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2件のコメント

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  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    おお、三菱ランサーセレステ!
    我が家には、父の同じく三菱のギャランシグマがありましたが、当然エアコンなどついてませんでした!スタイリッシュなセレステを羨望のまなざしで見てましたね・・・
    そしてファミリア!赤が大人気で、自宅から通っていた山梨の韮崎高校サッカー部出身のO崎が乗ってて羨ましかった・・・などと感傷に浸ってしまいました。その時は全国大会で何位とか優勝候補とかぴんとこなかったですけど、後にあの世界のナカタを輩出したんですよね。
    新カテゴリー「小説」! 
    先生、期待していいですね!

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    コメントありがとうございます。
    まあ、「新カテゴリー」っていうか、今まで書いた
    「ロックな高校生」とかもここに入れようと思ってるんですが。
    今回も以前も基本的に「ノンフィクション」ですので、
    そう小説的な都合のいいドラマチックな展開では
    必ずしもありませんが、
    まあ、逆に、事実は小説より奇なり?といったところで
    軽く、お読みください。

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