ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2009.11.25

(ベルリンの壁崩壊とは関係のない)ソ連の消滅の話


 新型インフルエンザワクチンの予約を開始しております。
 今回対象者は未就学児童(1歳以上)です。
 実際問題として一体、何本入荷するかわかんないですが、
とりあえず希望者は木曜日までに予約してください。
 もちろん「新型」にもうかかっちゃったヒトは必要ありません。
 さて私が10月19日付で書いたブログ「従来型インフルエンザと新型インフルエンザ
を覚えておられるでしょうか。
 ここで、疑問として
今回「新型H1N1」が出たので今までの「Aソ連型H1N1」と「A香港型H3N2」は
今シーズン以降どうなるんだろうということを書きました。
 マスコミでも全く触れられてなかったもので。
 この疑問について、この間の専門医講習会で講師の先生2人がコメントしてました。
 現段階では推測の域を出ないが、従来のAソ連型H1N1は消えるだろう。
B型はもちろん残るが、A香港型H3N2は、消えるかもしれないし、残るかもしれない、
とのことです。
 まあ、私の予測もそうでした。
 病院でやってるいわゆる「簡易検査」はA型とB型の区別はできますが
ソ連型と香港型の区別はできません。
まして同じH1N1であるソ連型と新型の区別もできません。
 しかし、私はこのA型は全部新型ですと患者さんに説明してきましたが、
この間の講習会で提示されたPCR検査のデータを見ると、やはりほぼすべて新型でしたね。
 わずかにB型も出てましたが。
実際に足利市でもB型の報告がありました。
 じゃあ、今年はB型も流行ってるの、っていうとそうではありません。
 実はAにしろBにしろ、インフルエンザは一年中出てるはずです。
 でも流行期で無いといちいち検査をしないので、
普通の風邪として処理されてるわけです。
流行期でなければ、重症化も少ない。
 今年は、こんな形で新型インフルエンザが流行ってるので
検査をすると、たまたまB型がひっかっかって来る、ということに過ぎません。
 そして毎年、B型や香港型に先行して流行するソ連型が殆ど出てないとすれば
新型にとって変わられる可能性は高いでしょう。
 「Aメキシコ」っていう名前になるのかしら。
 だから、このままソ連型が新型に取って代わられれば
今打ってるワクチンのAソ連型の成分はまあ、意味が無い。
でもA香港はビミョーとしても、少なくともB型に関しては大いに意味があるわけです。
 つまり今年の予防接種はB型とA型が別になっちゃったわけですね。
 メンドクサイ。


 追加、訂正です。
24日付で新型インフルエンザの予防接種は
未就学児までが、小学校低学年まで前倒し追加されました。
ですので小学校3年生の方まで予約できます。
 ったく、ころころ変わるんだから。

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