青春の宝箱
自分の部屋にエアコンが入って、快適な生活を送り出しましたが、
その機会に、部屋の整理を始めました。
大体人間、散らかってるとそのままですが、片付け始めるとさらにきれいにしたくなるもので、
そうすると、部屋のタンスの奥まで、逆に引っ張り出して整理したくなります。
ダンボールの箱いっぱいに入ったカセットテープが出てきました。
カセットテープなんて、もう何年も聴いてないですね。
今でこそ、CDなんか、インターネットで大人買いしちゃいますが、
昔はLPなんか、そうそう買えなかった。
だから、友達と手分けして買って、貸し借りして録音したり、
FM雑誌でチェックして番組から録音したりしたものです。
買ったLPも、プレーヤーで再生すると減って次第に音質が悪くなるので
まず、カセットに録音して、普段はそっちを聴いてることが多かった。
レコードの扱いめんどくさくてカセットのほうが手軽だし。
ラジカセ、カセットデッキ、ウォークマン、
・・・・・考えてみると
音楽はほとんどカセットテープで聞いてたわけです。
さて、そのカセット、いろんなタイトルがあったのですが、
まあ、99パーセントはロックです。
ツェッペリンやビートルズ、ストーンズなどラジオからシコシコ録音したものですが、
今や、殆どすべてCDで買いなおしてるので、もう聴くことないでしょうか。
中にはマイナーどこでジョーボクサーズとかオーペアーズとかリップ・リグ+パニックとか
おお、こんなんもあったなー、あとで聴いてみよ、なんてのもけっこうあったりして。
そんな中で、気になるテープが・・・。
「アースバウンド未発表バージョン」
「!」
アースバウンドといえば、私が高校生の時にやってたロックバンド。
「ロックな高校生」「ロックな高校生リターンズ」で紹介し
このブログでもおなじみ(?)のハードロック・バンドです。
そのテープがあったとは・・・。しかも「未発表」って・・・・。
恐る恐る聴いてみると、おおいきなり「ストレンジ・ラブ」。
我がバンドの記念すべき初のオリジナル曲。
そしてオリジナルの「トゥ・ザ・ワンダーランド」「オールド・キャッスル・イン・マイ・ハート」
パープルの「スピード・キング」「ストレンジ・カインド・オブ・ウーマン」と続く。
うわー、なんじゃこら。
そーいえば確か、Kレコードのスタジオで一回録音したことが、もしかしたらあったような・・・。
それにしても若気の至りにもほどがある、っていうような演奏で
1人で聴いてて赤面してしまうほどだ。
「ハイウエイ・スター」に至っては途中で演奏をあきらめてる。
未発表ったって、これは発表できるようなシロモンじゃあないなー。
でも考えてみると、おお、この頃俺たちは17,8のガキだったんだ。
自分の30年以上前の声を聴くなんて、不思議な気持ち。
聴いているうちに、まあ、演奏の完成度はヒドいけど、
そーいえばEのギターもいい音してるし、Oもけっこうちゃんとベース弾いてるし、
Iのドラムもナカナカいけてる。
いや、オレだって高校生にしては、いいシャウトしてんじゃん、
なんて思ったりして・・・・・・。
それにしてもよくこんなカセット、残ってたもんだ。
ちなみにカセット・テープの「カセット」の語源は
「宝石箱」、だそうです。


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