野良コロナ、多いです
長い休みを経て、木曜日から通常診療を再開しましたが、
気になっていたのは足利のコロナがどうなっているのか、
という点でした。
お盆休みは、保育園も学童も休みになるので
それで鎮火しないかなあ、と期待していたのですが、
どうも、まだまだ続くようです。
ここに来て、気になるのは
いわゆる「野良コロナ」。
熱っぽい感じや、のどの痛みがあったが
半日で症状が落ち着いたので、
友人と会食した、とか、
風邪症状があったが抗原検査で陰性だったので、
3家族でプールに行った、
などというところからの感染拡大、クラスターが目に付きます。
「野良コロナ」とは
コロナなんだけど、鎖につながれていなく
野放しになっているヒトに対し、
ワタシがつけた造語ですが、
今、これがかなり多いと思われます。
何度も言っておりますが
「抗原検査の陰性はコロナでないという証明ではありません」
また「コロナは一見症状がないヒトからもうつります」
どうも最近、抗原検査だけで患者を野放しにしちゃう医療機関が多いようです。
当院でも抗原検査とPCR検査を行っていますが、
PCR検査は6割強の陽性率に対し、
抗原検査はいわば「陽性確認検査」なので
その陽性率はずっと100%です。
抗原検査しかしない医療機関は、
せめて抗原検査は陰性証明では無いので、
症状がなくなるまでは人と会わないで、自宅待機が必要なことを
患者さんに説明する必要があると思います。
市販キットによる自己での抗原検査もしかりです。


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