週刊現代、まだやってる
以前、取り上げた「週刊現代」の医療バッシング特集。
なんか、好評みたいで・・・(-_-;)
先日は、ついに耳鼻咽喉科にも話題が及んできた。
ま、一応目を通さねばならないので購入。
酒井のりピーの下着エロスも気になったが・・・・。
しかし、ヒドイ内容ですねー。
記者は物書きとして最低限必要な医学的知識をおさらいしたとはとても思えない。
「滲出性中耳炎で鼓膜に穴を開けて水を抜く手術法がありますが
積極的に手術する必要はない。」
慢性中耳炎をいきなり手術する医者はないだろうし、
メニエール病の手術なんてよっぽどでないと勧められない。
逆に滲出性の鼓膜切開は逆に日常的に行う安全な手術で、これらを並列してして語ることがおかしい。
もちろん、滲出性中耳炎だって、いきなり切るわけではない。
しかも文脈から他の耳の手術と重ねて
「加齢とともに難聴はすすむので劇的な回復をするとは限らない」
「脳に近い部位の手術なので、失敗すれば重篤な障害が残ることも」
という方向に全体がミスリードされていくような書き方である。
そもそも、「高齢者がよく発症する滲出性中耳炎」ってなんだ。
滲出性中耳炎は圧倒的に子供に多く、高齢者はそれに比べればだいぶ少ない。
副鼻腔炎の手術を「手術すれば楽になりますよ」と甘い言葉でささやく医者っているのか?
プリビナの件はもっともな話だが、
まともな耳鼻科医は副作用のことを知ってるのでまず使わないし、
市販の点鼻薬にすべて含まれてるので素人判断で濫用してしまう
そっちの方が大問題だということが書かれていない。
文中、高齢者に多い、というコメントが多いので気になっていたが、
こんなブログを発見したので、目を通してみてください。
どうも記者は週刊誌の読者で医療問題に関心があるのは高齢者であるので、
どうしてもそういう内容にしたかったらしい。
「耳鼻科医の診療日記」http://jibika.exblog.jp/24621287/
センセーショナルな記事で今週号が売れさえすれば、
あとは野となれ山となれで、
モノゴトの真実や、その後の患者さんに降りかかる不幸や、医療上のトラブルは
知ったことではない、というスタンス。
この記者たちにジャーナリストとしての矜持があるとは全く思えませんね。
まったく、のりピーのグラビアもたいしたことなかったし、
高岡早紀「美裸身」は服着ててハダカじゃないし、<(`^´)>
・・・・・・あ、いや、そっちはどうでもいいんですが(^-^;


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