荒鷲の要塞
ユンカースJu-52の写真を撮ってブログ記事を書いていたら、
どうしても見たくなった映画があり、
以前録画したブルーレイひっぱり出して見ました。
古来、戦争・冒険映画でグッとくる脇役ヒコーキといえば、
ダグラスDC-3にとどめを刺すが、
ユンカースJu-52は連合国軍側のDC-3に匹敵するキャラを持つ
枢軸国側の輸送機です。
ただ、いかんせんナチスドイツは「敗戦国」である故、
映画では常に「敵キャラ」であり、
このユンカースJu-52の出番も自ずと限られてしまうわけですが、
この映画は「別格」。
1968年「荒鷲の要塞」。
冒頭から登場です。
戦争映画ですが、いわゆるアクション映画、スパイ映画、冒険活劇で、
要はドイツの要塞に捕らえられた要人を、特殊部隊が救出に向かう、というストーリー。
まあ、その要人が実際は、偽物だったり、
映画には実際はいろいろどんでん返しがあるわけですが、その説明は割愛。
ともかく、ドイツ軍に変装した米英の特殊部隊が
連合国が偽装したJu-52からパラシュートで雪山に降下するシーンから冒険が始まります。
カッコイイ。
この冬季迷彩も良かったなあ。
Ju-52は固定脚で車輪は引きこみ式ではありません。
主演はクリント・イーストウッド。
実は若いころのクリント・イーストウッドは、何となくチンピラっぽくてあまり好きではないです。(^^;
この映画、最初に見たのはテレビの洋画劇場ですが、
クリント・イーストウッドの吹替えはたしかルパン三世の山田康雄さんがやってましたね。
調べてみるとクリント・イーストウッドは1930年生まれで今、88歳。
1930年生まれは他に、ショーン・コネリー、スティーブ・マックイーンも同じらしい。
ショーン・コネリー氏は存命ですが、スティーブ・マックイーン氏は、
1980年に50歳で亡くなっています。
最大の見せ場は、この雪山のロープウェイでの格闘シーン。
この間、スターウォーズ「ハン・ソロ」を見たときに、映画館でこのシーンを思い出しました。
ちなみにここで格闘してるのはクリント・イーストウッドではなく、
もう一人の主演リチャード・バートン演じるスミス大佐。
ところで、ハリソン・フォード氏は1942年生まれで
クリント・イーストウッドらとは一回り下になるようです。
(最近、年齢が気になるもんで・・・・。)
最後は、要塞から脱出、このバスで空港まで逃げる。
前にラッセル車様の雪かきが付いてますが、こんなんで雪かきしながら進んだんですね。
追ってくるドイツ軍のサイドカー。
この辺はスターウォーズ・エピソードⅥで
スピーダーバイクで追ってくるトルーパーのイメージと重なります。
やはりスターウォーズはこの辺の映画が下敷きにありますね。
で、最後空港に管制塔をダマして緊急着陸して迎えに来たJu-52に、乗りこむわけです。
なおも追ってくるドイツ軍のキューベルワーゲンを吹っ飛ばす。
ラッセルバスに蹴散らされるドイツ軍機はフォッケウルフ(?)を模した
ノースアメリカンT-6テキサン。
映画「トラ・トラ・トラ」では日の丸つけてゼロ戦に扮していましたが、
これも戦争映画の名脇役(?)ですね。
そして、乗りこむJu-52。
雪の滑走路からの離陸シーンが超カッコイイ。
ともかく、40年前の映画だけどホントオモシロイ。
次は「ナバロンの要塞」か「鷲は舞い降りた」か、その辺をまた見たくなっちまいました。


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