聴覚医学会に行って思ったこと
昨日は外来を休診にさせていただき、
日本聴覚医学会に行ってきました。
いろいろな発表、講演を聴きましたが、
「脳科学から見た難聴」の話はなかなかおもしろかった。
テーマとしては、人工内耳の話なのですが、
人間は耳では無く大脳で音を理解しているわけですが、
その際にいろいろな情報を同時に用いて言語を理解しています。
中でも、視覚による情報は大きく、
「だ」という発音を「ば」という口の形の映像でみせられると、
正確に聴き取れず「ば」と聞こえたり、他の音に誤認してしまう。
この話自体は以前にも補聴器講習会などで聴いて知ってましたが
先天性難聴などで人工内耳を使った場合、
より視覚に依存するように脳の機能が分化していく、
という話でした。
この話を聴きながらふと思い出したのは、
以前見た、この映像。
この場合少し違いますが、
言語の聴き取り、というものが、耳だけでは無い、という事がよくわかりますね。
いや、もう、そうにしか聞こえないから、人間の耳ってのも騙されやすいモノです。
むっちゃ、風邪ひいてん、
冷房ボタン、勝手に押さないで!
↑ランキングに参加しています。一日一回応援のクリックをよろしくお願いいたします。
拍手ボタンもよろしくねー。


コメント/トラックバック トラックバック用URL: