答は風の中に
今朝イヌの散歩に外に出ると何かが風に舞っている。
おお、目に見えるほどデカイスギの花粉かと思ったが、さにあらず。
風花であった。
写真ではわからないなあ。
どうも今日は「冬型」のようだ。
神社まで石段を上がるとさらに量が多くなる。
肉眼ではかなり見えたのだが、やっぱり写真にとるとよくわかりませんね。
白いチラチラがあるんですが。
さて「風花(かざはな)」はおそらく「標準語」であるが、
ワタシが群馬大学の学生のころ飛んできた風花を見て、
地元前橋出身のT君は
「お、ふっこしきゃあ、さみいなあ。」
と口にした。
なんだい「ふっこし」って?
と尋ねると、どうも「風花」のことを上州弁で「ふっこし」というらしい。
発音は「引っ越し」と違いアクセントは前の「ふ」にあり、
「ピッコロ」と同じイントネーションである。
おそらくは「吹き越し」の音便が語源で、
上越国境の山を吹き越えてくるイメージで呼ばれたのであろう。
そんなT君も今や都内の有名私立大学の医学部教授、
専門分野では日本の権威であり、テレビなどで彼の姿を見ることもある。
今も彼は風花を見て「ふっこしだ」、と口にするだろうか。
都内では、あまり見ませんかね、風花は。


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