秩父線に乗って
昨日、土曜日、診察終了後昼飯を食ってから、東武線で羽生下車。
生まれて初めて乗った秩父線でやってきたのは熊谷駅。
なんか、レトロな感じだ。
Suicaが使えず、切符を買うのも久々だが、
自動改札ではなく駅員さんに切符を渡すのも何十年ぶり?
わざわざ、熊谷くんだりまで来たのは何と映画を見るためである。
目的は「バンクーバーの朝日」でも「妖怪ウオッチ」でもなく
コレだ。
ブラッド・ピット主演の戦争アクション「フューリー」。
実は、公開前から気になって観たかったのだが、
年末年始の忙しさについつい先延ばしにしてたら、
一般公開は1月9日(金)で終了になっていた。
ネットで検索すると太田も佐野も伊勢崎も高崎も終了だが、
熊谷であと1週間続映されることがわかった。
駅直結のシネティアラ21。チョー空いてました。
さて、もちろんワタシはブラピのファンというわけでもなく、
お目当て劇中の戦車バトル。
ただ、このブラピの乗る「M4シャーマン」は昔から、
その腰高な感じがカッコ悪くて好きではない。
(かつて創生期の自衛隊も米軍からの供与で使用。
ゴジラにやられまくってたのもこの戦車です。)
観たかったのはコレダ。
88mm砲を積んだ最強の戦車、タイガーⅠ型の実物が出るのだ。
ナチスドイツがそのもてる技術力のすべてをつぎ込んで作り上げた
戦車の「芸術品」タイガーことⅥ号戦車はそのコスト高と複雑な構造から
わずか1354輌しか製作されず(ちなみにシャーマンは文字通り桁違いの50000輌以上。)
敗戦国の兵器ということもあり現存するのは世界でわずか6輌、
さらにその中で唯一走行可能なタイガーが今回撮影に使われたという。
これは、見るっきゃないでしょ。
いや―、カッコよかった(≧▽≦)
まあ、敵役なんで最後は負けちゃうんですけどね。(ネタバレ失礼。)
子供のころにテレビのロードショー番組で見た「バルジ大作戦」はすごく面白くて、
今でも好きな映画のベストテンでもあるのだが、
タイガー戦車がアメリカ軍のM47にドイツのマークを書いただけだったのには
子供心に大きく失望したものだ。
実は、映画の途中までこれはアメリカ軍だと思っていた。
これのどこがキング・タイガーじゃい。
(注:バルジ大作戦に登場するタイガーはタイガーⅠ型ではなく
キング・タイガーことタイガーⅡ型の設定。
タイガーⅡはさらに少なく490輌程度しか生産されず。)
それも含めて長年のカタルシスが得られた。
と、映画の本筋とやや離れたところで感動してしまいましたが、
映画そのものも見ごたえのあるいい作品でした。
んで、感動を胸にまた秩父線、東武線と
ローカル線各駅停車を乗り継いでかえってきました。


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