ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2019.09.26

秋は夕暮

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子供のころから最も好きな季節は夏である。

夏休みはもとより、夏にはなにか「非日常的な」うかれた感じや期待感がある。

「夏にご用心」とか「ひと夏の経験」とか「渚のシンドバッド」とか、

夏の歌は、そんなワクワク感をかき立てる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その反動で、秋は最もキライである。

イジメは無かったが、

夏休み明けの9月に学校に行くのは苦痛であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今年の秋は気温高めであるが、

それでも朝晩の空気や、

何より、外来の患者さんのハナの中をみてると、

ああ、秋が来たなあ、と思うわけで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いつの間にか、日も短くなり、

夕暮の早さにあらためて気づかされたりする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで唐突に思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清少納言が「枕草子」を書いたのはいつであったか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、平安時代とかいってるのでは無いですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「春はあけぼの」「夏は夜」「秋は夕暮」「冬はつとめて」、

の「枕草子」は四季折々の「オイシイところ」「味わうべきキモ」を書き連ね、

いわゆる「あるあるネタ」で約1000年前に「イイね」をいっぱいもらって

随筆の端緒、日本文学の金字塔の名をかちとった作品である。

当時は印刷機も出版業界もないわけなので、

宮廷で回し読みしたり、写本が出回ったり、ということは、

いまだったら、ブログに近い。

そういう意味ではコンセプトは

この「ロックな耳鼻科」にかなり近い、ともいえる。

(むろん、クオリティは別にして。)(*^^)v

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、その春夏秋冬の随筆はいったい、

いつの季節に書かれたものだろうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

むろん、月刊誌のコラムや、新聞の日曜版みたいに

その季節、その季節ごとに書かれ、

季節の移り変わりに応じて公開され、

あとでまとめて編集されたものかもしれないが

その可能性は低いと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

物書きの発想から言えば、

四季について書こうと思ったときには、

まず、どれかの季節を思いついて

「春はあけぼの」ならば、「夏は夜」かな、

そのあと「秋は~」「冬は~」と、一気に書いたに違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで、ワタシの推理であるが、書いたのは秋だな、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春は「夜明け」夏は「夜」冬は「早朝」が良いと言ってるが、

秋は「夕暮」である。

ムカシは暗いので夜にはあまりものを書かないような気がするし、

寒くて凍えてる冬の朝でもないだろう。

すると、春か秋だが、

秋になり、あー、夏が終わっちゃったなー、このあとは冬がくるなー、

とぼんやり夕焼けを眺めていたら、秋の夕焼けって素敵ね、

などと思いついた、とか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さらに有力な根拠としては、時間帯のチョイスである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 暑い夏が終わったあとに、

あー、夏は暑かったわ、

夏場に十二単なんてバカみたい、やっぱ、夏は夜よね、夜、

ということで、夜をチョイス。

いっぽう、暑い夏が終わったあとは、なんとなく冬の寒さにあこがれるもの。

だから、冬の早朝のあのピンと張り詰めた感じ、懐かしいわあ、

との思いで「冬はつとめて」。

もし、寒い冬を経験した直後だったら、

もう、サムイのはこりごり、ということで冬の早朝なんか選ばないであろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ムカシは夏は今ほど暑くはなく、冬は今よりも寒かったのに、

この選択に至ったのは、このような段取りが推理される。

いかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところでヴィヴァルディが「四季」を作曲したのは、

どの季節だったのであろうか?

コレは、多分「春」、でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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