秋のミグまつり Part2
そいでもって、本来の目的であった
1/100のMiG-19。
ここはキューバ空軍仕様で仕上げました。
キューバ空軍機なんてめったに作る機械は無いです。
MiG-19は世界で2番目の超音速戦闘機。
ちなみに1番目は1953年5月に初飛行したF-100スーパーセイバーであるが、
それに遅れること8カ月、1954年1月5日に初飛行しました。
キューバは1959年に社会主義革命を達成し、
アメリカ合衆国の喉元に匕首(あいくち)を突きつける形になりましたが
そこにソ連から最新鋭の超音速戦闘機が供与されたのです。
特徴はこのつんのめりそうな後退翼。
キューバをはじめ、ウクライナ、ポーランド、北朝鮮、中国など
多くの東側諸国で運用されました。
この垂直尾翼のキューバ国旗がカッコイイ。
こうしてみると赤と青が星条旗と逆の配置になってることに気づきます。
何か意味があるのか偶然なのか。
そしてMiG-21です。
この頃はチューブに入った接着剤が付属していました。
これをベタベタ塗って、日曜日の10時の模型屋さん開店時間に買った100円キットは
お昼ごはんが出来るころには完成していました。
しかし、気になることを発見。
このまま作ると、この付属の完成写真のように
機首に段差が出来てしまい、
おちょぼ口、ヒョットコ顔になってしまいます。
昔は、まったく気にならなかったのに、
いや、気になってもなすすべもないので無視していたのに
オジサンになるとそうはいきません。
パテを盛り平滑になるように仕上げます。
スジボリが消えるのでまた掘りなおしたり・・・。
かくて、小学生のころには1時間足らずで完成していたキットも
何日もかかってしまう。
でも、おかげですっきりしました。
MiG-21は好きな機体なので。
これはMiG-21Fで、もっとも初期のタイプ。
1959年から1960年にかけて99機が生産されたという。
ちょうど、同じ学年ということだ。
そしてこちらはフジミ製の1/72のMiG-21。
1991年発売の新キット、といっても、もう30年前になるのか。
タイプはMiG-21 bisで1970年代に生産された第4世代、MiG-21の決定版。
うーん、やっぱりMiG-21は無塗装銀が一番しっくりきます。
「フィッシュベッド」はNATOのコードネーム。
戦闘機はFighterなので、Fから始まる名前が与えられています。
MiG-15はFagot、MiG-19はFarmerなど。
「Fagot」は棒の束という意味ですが、楽器のファゴットかも知れないし、
スラングでは「おかま(ゲイの男性)」の意味もあるそうだ。
「Farmer」は農家、百姓。
敵国の飛行機だからカッコイイ名前は付けられないわけで、
「Fishbed」は文字通り「魚の寝床」。
日本語には「ウナギの寝床」というたとえ言葉があるが、
Fishbedはそのままの意味らしい。
子供のころでも「フィッシュ」や「ベッド」の意味は知っていたが
「フィッシュベッド」には何か別の意味があるのだろうと
ずっと思っていました。
ちなみに本国ソ連では三角翼をロシア伝統の楽器に見立てて
「バラライカ」の愛称で呼ばれていたそうです。
今回はパイロット載せました。
1/100と1/72を並べるとこんな感じ。
番号が偶然連番になっています。
エアフィックスのMiG-15が1958年だから、
ちょうど10年後に発売されたタミヤのこのキットは、
この時点でプラモデルの本場アメリカ、ヨーロッパを抜いて
世界No.1の水準に達していました。
さて、タミヤのミニジェット、
気が付けばその後も買い足したりして・・・。
ひょっとしてパンドラの箱を開けてしまったのか(゚Д゚;)


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