田子の浦に
田子の浦にうち出でてみれば真っ黄色にぞ、
富士の高嶺にスギは降りつつ
【解釈】田子の浦まではるばる来てみると、富士山に真っ黄色にスギが降っているようであるよ。
【解説】田子に浦に出て富士山が見えると、スギの花粉が多いためか、
真っ黄色にけぶって花粉が降っているかのようで、
今年は花粉量が多くて困った、という作者の嘆きを表している。
この歌、万葉集では、「田子の浦に~降りつつ」ではなく
「田子の浦ゆ~降りける」となっている。
この場合の「ゆ」は細いところを通って、広いところに出る、という意味を持っている。
したがって解釈は「田子の浦を通って視界の開ける場所に出てみると~」
と訳さねばならない。
用例)長道ゆ恋ひ来れば⇒長い道のりを恋慕いて来ましたら
FC東京、チェザーナゆインテルに⇒FC東京、チェザーナを通ってインテルに
川原ゆ温泉に行く⇒川原を通って温泉に行く
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そういえば八ッ場ダムのとこの川原湯温泉はどうなるんでしょう。
なんてことより、忙しくてブログどこではなかった。
急にあったかくなって、花粉も飛んじゃうんじゃないか、
とあせったヒトは、私以外にも多かろう。
昨日土曜日は花粉症の薬をとりくる方が多数来院し、
まあ大体は年いっぺん来る方々だが、
昨年の状況をうかがい、今年は昨年の5~10倍ですからどうしましょう、
と作戦を考える。
薬の種類を変えるか、このままで行くか、また何か追加するか。
そして、また花粉対策のポイント、注意事項を確認して、
また来年会いましょう、
今シーズンの成功を祈る、なんて。
それにしても、診察、相談して話すこと多いので早口で説明するんだけど、
処置や検査をするわけでないので、診察料だけなんだなあ。
内科だと患者さんの顔見るだけで
「特定疾患ナントカ加算」「生活習慣病管理料」とか、いろんな点数が取れるんだが、
耳鼻科はそういうのがないのだ。
まあ、アレルギーの薬は高いので、
患者さんは薬局でいっぱいお金払うから、
耳鼻科外来でお金いただくの申し訳ないからまあいいんですけど、
けっこう説明疲れるんですよ。
そう、どっちかっていうと、お金の問題より実際悩んでるのは
ライブがあるので、声帯をあまり酷使したくない、ってことなんだなあ。
(毎日、外来終わると声がガラガラです。)
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