ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2019.06.17

梅雨の晴れ間に

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土曜日の大雨から一転、梅雨の合間の日差しが降り注ぐ。

目に痛いほどの青空です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中、上野でトンカツ食べて、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

向かった先は、ひさびさのサントリーホール。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たまにはクラシックでも聴こうと、ふと思いたちまして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日のプログラムはコチラ。

ドヴォルザークは最近「ドヴォルジャーク」と記載されることが多いですね。

チェコ語の発音ではさらに「ドヴォジャーク」が近いらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インキネン氏もクーシスト氏も知らないのだが、

シベリウスとこのドボルザークの「新世界より」は好きなので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このコンサートは「日本・フィンランド外交関係樹立100周年記念講演」だそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

待て、この年表の最初にある「ラクスマン」はあの、歴史で学んだラクスマンだが、

フィンランド人だったっけ?

たしかロシア人だったような?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

調べたところ根室に来た「アダム・ラクスマン」はロシアの軍人、

父親のキリル・ラクスマンはフィンランド出身の博物学者でロシアにわたり、

ここで日本からの漂着民である「大黒屋光太夫」の日本帰国のために尽力した人物。

エカテリーナ2世に謁見を取り持ち、帰国の許可を得た光太夫とともに日本に来たのが

3男のアダム・ラクスマンであったということだ。

アダムの帰国後、自らも日本にわたろうとしたキリルは

その途中、シベリアで客死、59歳であったという。

ちなみに、キリル・ラクスマンの出身地は現フィンランドではあるが、

当時、彼の地はスウェーデン王国の統治下であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うむ、謎が解けてスッキリした。

ちなみにこの大黒屋光太夫の顛末を描いた小説、

井上靖の「おろしや国酔夢譚」は

中学の歴史の授業で久保田先生に教わって知っていたが、

実際に読んだのは大人になってからでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、コンサートは、というと1曲目の「フィンランディア」は超有名曲で

ワタシも大好きな曲。

フィンランドを代表する作曲家シベリウスが

1899年に作曲した曲であるが、

当時のフィンランドは帝政ロシアの支配下。

愛国心をかき立てるこの曲はロシアによって演奏禁止になったという

「ロックな」曲なのだ。

なるほど、金管楽器がもりあげる勇気のわく曲だ。

1905年の日露戦争で日本海海戦で日本が勝利したとき、

ロシアの圧政に苦しんでいたフィンランド国民は狂喜し、

やがて1917年のロシアからの独立につながる動きになったということで、

実はフィンランド国民は親日感情を持つ人が多い、

という話は聞いたことがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2曲目の「バイオリン協奏曲」ではフィンランド人のバイオリニスト

ペッカ・クーシスト氏が登場しますが、

独特のちょんまげ風なヘアスタイルで、ガタイがよく、テレっとした服を着た

何となくクラシック音楽家離れしたいでたちでしたが、

繊細なバイオリンを弾くので、そのギャップにビックリ。

アンコールでもバイオリンにもおじぎさせたり、

ユニークなキャラを想像させる人でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

休憩を挟んでのドヴォルザークですが、

言わずと知れた超有名曲。

おなじみのフレーズてんこ盛りの聴きどころ満載の曲ですが、

なんといっても第2楽章は超有名。

この旋律はオーボエではなくイングリッシュ・ホルンという楽器の様です。

オーボエに似ていますが、より低い音を出す、アルト・オーボエといった楽器。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このイングリッシュ・ホルンは、実はイングランドとは関係がないそうだ。

もともと、曲がった形で天使が吹くラッパに似ていた。

なので「天使の角笛」の意味のドイツ語

「Engelisches Horn」に由来するという。

英語のエンジェルはドイツ語でエンゲル、

イタリア語でアンジェロ、女性形はアンジェラですね。

この楽器、フランスでは「コーラングレ」と呼ばれるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この音色は牧歌的な哀愁を帯びて実に趣がある。

他の代表曲をしらべたら、なんと「学生街の喫茶店/ガロ」があった。

あー、あの間奏はイングリッシュ・ホルンであったのか、なるほどー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「新世界より」ではオーボエ奏者が2人で、

そのうち第2オーボエ奏者が持ち替えで吹くことになってるようだ。

今回のオーボエは一人が禿げたオッサンで、もう一人が若い女性だったのだが、

若い美人のお姉さんの方がイングリッシュ・ホルンを担当したので、

さらに印象が良かった。(^^)v

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この「新世界より」が書かれたのは

ドヴォルザークのアメリカ時代1892~1985年であるが、

そのころのアメリカといえば、1890年のフロンティアの消滅の直後。

OK牧場の決闘が1881年であるから、西部劇の時代は終焉を迎えていたが、

「明日に向かって撃て」は1890年代が舞台なので、

まだ「ガンマン」や「列車強盗」の時代であったと思われる。

そんな、カウボーイが平原を馬で駆けまわったり、

日が暮れて焚火をしながら星空を仰ぎ見る場面なんかを想像しながら

この曲を聴くと気分は最高に盛り上がる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな感じで第1楽章から、

ジョーズのテーマを思い出させるイントロで始まる第4楽章まで、

豪快で、勇ましく、またときに牧歌的で抒情的な「鉄板メロディー」の応酬で、

一気に最後まで聴かせます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 久々に聴いて、マンゾク。

タマには、クラシックもいいもんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが、なんか、西部劇見たくなったなー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、最後の曲は、シベリウスでもドヴォルザークでも、

ましてジョーズでもガロでもなく、この曲で。

うーん、そういえばこれも梅雨どきに聴きたくなる曲ですね。

 

 

 

 

 

 

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