杉の原ふりさけ見れば
さあ、今年も「花粉和歌集」の季節が、やって来たぞ。
一緒に楽しくお勉強しましょう。
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杉の原 ふりさけ見れば上越の 山のスギの木真っ黄色かも
【解釈】杉の原にスキーに行った時、ふと仰ぎ見ると、新潟群馬の山々のスギの木は
花粉がびっしりでまっキイロであったなあ
【解説】作者が妙高杉の原にスキーに行った折、ふとバスの中から周りの山々を仰ぎ見ると
山々に生えているスギの木はどれも花粉をつけて真っ黄色である。
今はまだ飛んでないが、今後に大変な季節がやってくるなあ、という
作者の悲嘆にくれた気持ちが表現されている。
「ふりさけ」の「さけ」は離れたものを表す。
用例)ふりさけ見れば⇒遥かに仰ぎ見れば
朝さけ飲めば⇒迎え酒
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先週、スキーに行った折、バスの窓からふと外を見ると
山々のスギの木が黄色~オレンジ色なのにビックリ。
花粉量は前年の夏の気温、日照で決まることは、
最近ほぼ明らかなので、
猛暑だった昨年夏を考えると、
今シーズンの花粉の大量飛散はほぼ確約されている。
それにしても、目の当たりにしちゃうと
やっぱりビビるなあ。
幸い、その辺の注意はマスコミでも流布されているようで、
今の時期来院される患者さんは
皆さんご存じだし、
特に今年はレーザー手術の予約が多い。
まあ、この時期に来院してシーズン分
2カ月、3カ月の薬をまとめて持ってく患者さんや
シーズン前にレーザーやっておこうなんて患者さんは
治療に対する意識が積極的でいいんだけど。
問題は3月中旬過ぎに来院される
「不注意な」あるいは「ナメていた」花粉症患者さんたちなんだよなあ。
市販薬でごまかしていたり、
内科あたりでテキトーに薬もらっていたヒトたちが
その頃に、スゴイ状態になっちゃって
「何とかして」と駆け込んでくるパターンが、
今年は多いんだろうなあ。
皆さん、周りに声かけあって
十分な準備をしてくださいね。
こっちも気合入れねば。
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