最強のクスリ
いよいよ2016年の外来も今日が最終日。
昨日は、午前中こそ混んだが、午後は遅い時間になるほど空いてきてほぼ定刻に終了。
インフルエンザは今日もけっこう陽性の方が多かったが、
学校、保育園が休みになると、感染の機会が減るので
この休みで消退してくれるのでは、と期待している。
さて、ここで問題。
赤ちゃんが風邪で急に熱を出したときに有効なのはどちらか?
①病院の薬 ②母乳
答え②母乳
そもそも風邪のウイルスそのものに効く薬なんてないんだから、
クスリは原則的に無効、不要。
お母さんの母乳はウイルスをやっつける「抗体」が含まれているので、
こっちの方が風邪の特効薬だ。
もう1問。
保育園に行ってる子供の風邪がなかなか良くならない。
すぐれた治療法はどちらか?
①病院に行って薬をもらう ②保育園を休む
答え②保育園を休む
くりかえすが、風邪の薬は基本的にはないので、
保育園を休んで、お家であったかくしてることが最良の治療。
だから、この年末年始のお休みは、
風邪やそこから派生する中耳炎を反復するお子さんにとっては最強の薬なのだ。
当院にかかってるあの子もあの子も、この休みで中耳炎地獄から抜けることを祈る。
年明けてもダメなら、オレが何とかします。


コメント/トラックバック トラックバック用URL: