日本鼻科学会で福井に
先月、9月26日27日は外来を休診にさせていただき
日本鼻科学会に出席して参りました。
会場は、福井市。
めっちゃ遠いです。
ネットで調べたところここ足利からでは、
飛行機を使って羽田から小松空港経由で行くのと、
鉄道でJR東海「ひかり」米原乗り換え福井行きと
また、新潟周りで上越新幹線から特急「白山」で行くのと
時間がほとんど全く同じ。
まさに、日本の「裏側」なのだ。
そんなわけで、ヒコーキより鉄道の好きなワタシは、
本数の多いJR東海回りを選んだ。
米原駅から特急「しらさぎ」♪
「乗り鉄」としてはウレシイ。
福井の名物は「かに」と「ソースかつ丼」らしい。
「かに」は妻が食べられないし、まだシーズン前なので、
「ソースかつ丼」で。
うーーーん、超フツーw
ウメボシと大葉が入ってるのが「名物」なのかなあ、
足利のソースかつ丼の方が美味いような・・・・。
それにしても「ソースかつ丼」を「名物」と謳う土地のなんと多いことか。
「駒ヶ根市」や「会津」なんか有名らしいが
お隣の桐生市や、ここ地元足利でも「ソースかつ丼」を名物と位置付けている。
さて、会場は福井市「フェニックスプラザ」。
なんで「フェニックス」だか不明。
今回の学会の最大の目的は、
もうすぐ始まる「舌下免疫療法」の講習会だ。
かつて減感作療法といわれたアレルギーの抗原を
少しづつ注射して体質を変える治療法、
一定の効果はあるものの、
毎週毎週1年以上注射に通わなければならないのと
アナフィラキシーショックの可能性などによりなかなか普及しなかった。
それが、今回、注射でなく舌下滴下による治療が
行えるようになったのだ。
耳鼻科関連の学会ではもう10年以上前からのトピックだった。
その開始にあたり、臨床医は一定の知識と技術が必要とされ、
学会で実施希望医に有料で講習会を行った。
ワタシも妻もばっちり受講してきましたので
保険認可になりましたら当院でもこの治療を行う予定です。
夜は市内のお店で日本海の幸を頂く。
朝まで泳いでいたというサバのお刺身、
サバはアシが早いゆえ、なかなか海なし県ではこれは食えません。
翌日お昼過ぎまで聴いて帰途につく。
お土産に「鯖のへしこ」を買って同じルートでまた半日がかりで
足利まで戻る。
そういえば、この福井駅、今どき自動改札がなく人力である。
県庁所在地にしてはともかく「人が少ない」というのが印象。
こんな機会がなければなかなか来ない土地だなあ、
などと思いながら帰りの「しらさぎ」で遅い昼飯の駅弁を食べつつ思うのであった。
これも美味しかったです。
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