ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2008.05.15

日本耳鼻咽喉科学会に行ってきます

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 さて、かねてから告知のとおり、5月14~15日と日本耳鼻咽喉科学会総会に行ってきます。
 最近、各診療科によって専門医制度が導入されています。
 お医者さんの仕事が、近年専門化してきているため
より高度な知識や、最新の知見が要求されるようになって来ました[emoji:v-418][emoji:v-417][emoji:v-419]。
 そのため、各学会が医師国家試験とは別に、専門医の試験を設定して、
その更新も一定の、ノルマを課しています。
 耳鼻咽喉科の場合、医者になってから5年間、学会の指定を受けた病院で研修を積みます。
これこれの手術を何件(助手で何件、術者で何件)、何々の症例を何人、など細かく規定され
それを全部報告用紙に記載します。
その上で、推薦者(大体は所属する医局の教授)の許可が出ると受験資格が出来るわけです。
けっこー大変なんですよー。
 試験は年一回東京で行われ1日目が、筆記試験。2日目が口頭試問です。
これが、緊張するんだ。
 で、受かると「耳鼻咽喉科専門医」の資格が得られるわけです。
 ただ、受かっても何か保険点数上有利になることはなく、
受からないと耳鼻科やっちゃいけないってわけではありません。
実際、専門医持ってなくて耳鼻咽喉科を開業してる先生もいるわけです。
 ただ、まあ、この医者は一定の技術と知識、経験を持ってますよ、というお墨付きのようなもので
JASマークとか、原産地表示とか、遺伝子組み換え大豆を使っていません、みたいなものです。
(うーん、少し違うかなー。
でも、内科かなんかの専門医試験で研修記録を偽装した事件があったから、やっぱ、似てるかも)

 しかし、その資格は5年ごとに更新が必要で、
そのために毎年一定以上学会に参加しなきゃダメよ、という決まりがあります。
IDカードがあって、それを学会に行った時、受付でピッとやってもらいます。
写真つきなので、替え玉、代返はダメです[emoji:v-358]。
 まあ、その後学会聞かずにすぐ帰っちゃってもばれないのですが
大概は、まあ、聞いて行きますね。
 大学病院にいた頃は、いろんなとこから最新の知見が入ってくるので、
学会なんかあまりまじめに聞かなかったのですが、
開業してからは、違いますねー。
開業医は、やはり情報が入りづらい。
やっぱり、医学は日々進歩してるので最新の情報に乗り遅れないよう、真剣に聞きます。
 医療って「昨日の常識は、今日のタブー」なんてこともよくあるので、怖いです。
 だから、もう、メモ取りながら一生懸命聞いてます。
 逆に、ウチでやってるようなことと同じような発表があると
 「やっぱ、あれで、よかったんだー。」とか
 「おー結構、ウチ、ちゃんとやってるじゃん。」
 なんて安心したりします。
 まあ、専門医制度は学会の家元の資金稼ぎ、なんて言われ方をされることもあるようですが、
私としては、学会に行って勉強する大義名分が出来るので、いいことかなーと思ってます。
 行った先で、おいしいもんも食えるし[emoji:e-291]。
今回は大阪なので、お好み焼き じゃー[emoji:v-330]。
 

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