日本グランプリ2018鈴鹿詣で:その②
車中泊の夜が明けた。
まずやることは一番近いコンビニに行って、
アサメシを確保すること。
クルマで5分のファミマ。
無事ゲット。
そして、トイレ行って歯磨いで、
帰りに公式プログラムを買ってクルマに戻ります。
2000円。
そして、タイムテーブルと地図を見ながら今日の作戦を。
プログラムは当日に買うと、昨日の予選結果がオマケで付いてきます。
天気は良さそうだ。
支度をして、出発。
駐車場のすぐ前、西ゲートから入場。
今日の席は、Cスタンド、東エリアのホンダ応援スタンド。
なので、サーキットの東半分を時計回りにぐるっと回って、
メインスタンド裏経由で移動することにしました。
1991年に初めてF1の決勝を見たのは一番西のスプーンカーブのあたりだったので、
行ってみたい気もしたが、遠いのであきらめた。
立体交差のコース下を通って、130R方面へ。
サーキットは歩く距離が長く、起伏もあるので
中高年の運動不足解消にもってこいです。
フジロックもそうだなあ。
おお、いい眺め。130Rの立体交差。
朝9時前ですが、自由席エリアはすでに場所取りがはじまっています。
それにしてもいい天気というより、暑い暑い。
メインゲートのあるGPスクエアに向かいます。
やはり、圧倒的にフェラーリファン、多し。
強いメルセデス、人気のフェラーリ。
メルセデスのウエアは、見ませんね。
そして、ドライバーズスーツを着込んだファンも。
ヘルメットは2004年ころのミハエル・シューマッハ?
だが、アッツイだろうなあ、さぞかし・・・・(^^;
ああ、ひさびさにキマシタ。
さて、ショップでもっともにぎわっているのは
ホンダがエンジンをサプライするトロ・ロッソ。
せっかくなので、なんか買おうかなあ。
Tシャツ、7000円、高っ(@_@)
チームロゴシャツは13000円ですと!
トロロッソ自体には思い入れはないので、これはパス。
代わりにアイルトン・セナショップでTシャツ買いました。
これは飾ってあったレーシング・スーツ。
ホンダのコーナーでは過去のF1マシンが陳列。
2005年にジェンソン・バトンがドライブしたBAR007ホンダ。
そして、1987年に中島悟がドライブした、ロータス99Tホンダ。
そして、マッテマシタ。
1991年にアイルトン・セナがワールドチャンピオンに輝いたマクラーレン・ホンダMP4/6。
ワタシのメモリアル&フェイバリットマシンです。
ちなみにバックミラーが赤は開幕戦から第10戦ハンガリーまで、
ウインドシールドが透明で下が黒いのは第5戦カナダGP以降、
5戦から10戦までのうち第8戦イギリスGP、第9戦ドイツGPではタバコ広告禁止。
ということはカナダ、メキシコ、フランス、ハンガリーの4つに絞られる。
なんてことをすぐ考えるF1オタク。
ノーズの先端にある「少年ジャンプ」のロゴが、
当時の日本でのF1人気を物語ります。
そしてオトナリのブースではなんとこのマシン。
第一期ホンダ最後のマシン、1968年のホンダRA301。
ゼッケン横にTとあるので、Tカー、すなわちスペアカーですね。
このマシン、いわゆる「羽根付き葉巻型」なので、ワタシの大好きなクルマなのだが、
残念ながらあらゆるスケールで一度もプラモデル化されていません。
エブロあたりに期待しているのですが・・・・。
はっきり言って、RA272やRA273よりこっちが好き。
この年、実はホンダは空冷のRA302を並行して開発していたため、熟成が進まず、
そのRA302のテスト中の死亡事故でホンダのF1活動そのものが
中止に追い込まれたわけだが、
順調に行けばチャンピオンも狙えるマシンだったはず。
子供のころ、このクルマの活躍に期待していたのです。
ドライバーはホンダのエース、ジョン・サーティース。
その横で、こんなイベントをやってました。
パッと見50分待ちまでは無そうだったので、
せっかくなので、撮ってもらいました。
ホントはMP4/6かRA301の方がもっと嬉しかったんですけど。
それにしても、今のマシンは細くて、長くていろいろゴチャゴチャしてます。
そんなこんなしてるうち、お目当てのイベントの時間が近づいてきた。
10:25から「レジェンドF1デモンストレーションラップ」の時間。
急いで、観戦席に向かう。
やっと着きました。
おお、いい眺め。
1コーナーから2コーナー、S字から逆バンクが臨めます。
はじまりました。
先頭はフェラーリ248F1(2006)、うしろがフェラーリF187(1987)。
過去の名マシンを、またかつてF1で活躍したレジェンド・ドライバーが走らせるという企画。
前のマシンに乗るのは昨年まで現役だったフェリペ・マッサ。
フェラーリF187(1987)は、鈴鹿初開催のF1でベルガ―がドライブして優勝したマシン。
今回、ステアリングを握るのはジャン・アレジ。
前は例のマクラーレン・ホンダMP4/6(1991)、ドライブするのは佐藤琢磨。
後ろはフェラーリF2005(2005)かな。
前がフェラーリF10(2010)、
後ろロータスホンダ100T(1988)は実際に当時のパイロットの中島悟氏がドライブ。
上のマクラーレンもそうだが、タバコスポンサーのラクダさんが消されています。
キャメルイエロー、マルボロレッドのみ、仕方ないけど、寂しいなあ。
イベントブースの展示マシンはみんなタバコロゴ付きでしたが。
先頭のアレジのF189に続くカラフルなマシンは
ベネトンB189(1989)、1989年の日本グランプリでは
有名な第1次セナプロ接触があり、トップチェッカーを受けたセナが失格となったため、
このマシンを駆るアレッサンドロ・ナニーニが優勝。
その後、ナニーニはヘリコプター事故で右腕を負傷し、F1から姿を消したが、
手術後特殊なステアリングをつけたアルファロメオでドイツツーリングカー選手権で活躍。
今回ベネトンを運転するのはその1989年の日本グランプリで
ラルースランボルギーニに乗り
日本人初の3位表彰台を記録した鈴木亜久里。
その後ろがマクラーレンMP4/13(1998)で、
ドライブするのは自らこのマシンで初のワールドチャンピオンに輝いた
フライング・フィン、ミカ・ハッキネンである。
あー、写真1枚に情報量が多い。(;^ω^)
この辺のこと語らせると、ずっとしゃべってます。
このほかティレル019(1990)もグリッドには並んだが、スタートできず。
ドライバーは当時ジャンアレジとともにこのマシンを駆った中島悟氏の息子、
中嶋一貴であったのだが・・・。
フェラーリ248F1(2006)をドライブするフェリペ・マッサだけが、
昨年まで現役だったので、やたら元気でチェッカ―後もビュンビュン回っていた。
ワタシ的にはやはりこのマクラーレンMP4/6。
自然吸気エンジンはいいなあ。
佐藤琢磨がセナ足のコピーでアクセルを小刻みに吹かすと、
12気筒のホンダミュージックが鈴鹿の空気をふるわせる。
そのむせび泣くような甲高いサウンドに
1991年の初観戦を思い出して思わず涙がこぼれそうになった。
その他にこのAGS JH23(1988)が出走。
運転はオーナードライバーさんだそうで、きっとF1マニアの金持ちのオジサンだな。
さすがのオレもこのマシンのことはほとんど知らないし、
ダントツの最下位だったんだけど、けっこうスタンドから拍手多かったりした。
なんとなくアフリカの小国の代表選手がオリンピックの競泳種目に出て、
全然遅いんだけど温かい拍手もらってる感じ。
さて、ポルシェカップが始まる前に、売店へ。
午前中ならビールもOKでしょう。
青空に、良く似合う。🍺
晴れて良かった。
ポルシェ・カップ決勝。
特に興味はないが、ガルフカラーのマシンが2台あったのが気になった。
ガルフブルーにオレンジのストライプです。
映画「栄光のルマン」、思い出します。
さて、決勝まで時間があるので
またGPスクエアに。
トークショーをやっていました。
佐藤琢磨、ミカ・ハッキネン、中嶋一貴、
インディ500、モナコGP、ルマン24時間という
世界の3大レースを制したドライバーのトーク・ショーという触れ込みだが、
うーん、言われてみればたしかにあってはいるんだけど、
その括りにはすごく違和感あり。(ーー;)
まあ、いいけど・・・。
さあ、決勝はじまるので、応援席に戻らねば。
帰り道にこの表示にひかれから揚げを買います。
「諭吉のからあげ」なので、まさかお値段1万円?
と思ったが600円でした。(^^;
美味しかった。
さて、このあとレースは「その③」で。


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