新元素発見に思う
新元素は「ニホニウム」。
理化学研究所のチームが新元素の合成に成功し、日本初、アジア初の元素命名権が与えられた。
いやあ、ヨカッタっすね。
日本人として誇らしい。
NHKなどは、「教科書が変わる」などと題してこのメデタイニュースを報道していたが、
それを聞いて、ちょい気になることが。
元素周期表といえばかつて学生時代習ったものだ。
1869年にロシアの科学者メンデレーエフが提案し、
化学の時間に習ったときは、
その素晴らしい発想と、美しい法則性に大いに感動したものだ。
さて、美しいと感動ばかりはしておられぬ。
受験生はこれを暗記しなければならない。
参考書にある「水兵リーベぼくの船、そーまがるシップスクラーク・・」
くらいまでは今ももちろんそらんじることができる。
高校2年生のころ化学の時間、我が母校のホシナ先生はいった。
「君たち、この周期表は、ともかく暗記したまえ。」
学生は先生の言葉に耳を傾ける。
「どこまで、暗記するかといえばワタシが学生のころは40番くらいまでで良かった。」
「そのうち、10年くらい前までは70番くらいまで暗記しなければならなくなった。」
「現在は・・・・」
学生たちは、かたずを飲んで先生の次の言葉を待つ。
「国立大理系を目指す諸君は、すべて覚えなければならない。」
な、なんだってー。
マジかよー。(@_@)
しかし、我々は悲しき受験生、覚えろといわれれば、覚えなくてはならない。
そんなわけで、ワタシは当時、とりあえず全部暗記した。 (T_T)~~
とくにこのLとAの部分、「ランタノイド」と「アクチノイド」が恨めしい。
周期表の途中に「袋とじ見開き」みたいのがあって、そこにさらに30もの元素があるのだ。
しかし、それでも無理やり瞬間最大風速的には全部暗記した。
化学の試験が終わったらかなりの部分忘れたし、
大学入試の時点ではすでに半減期を過ぎていたかもww
そんなわけで、また新元素なんかが出てくると、世の受験生はかわいそうだなあ、と
老婆心ながら案じてしまうのである。
「周期表」はその後、実生活ではあまり役に立った覚えはない。
同じころ覚えた「炎色反応」。
暗記法は「リヤカー無きK村、馬力で勝とうと努力するべえ」(注)であったが、
これは、夏の夜空に花火を見るとき、
あ、あの赤いのはリチウム、黄色がナトリウム、紫はカリウムかな、
などと、多少は役に立って(?)いますが・・・・。
(注);Li赤 Na黄 K紫 Ba(黄)緑 Ca橙 Cu緑 Sr紅
これ、意外と忘れませんな。


『国理』はとにかく大変そう!というイメージですね~
炎色反応は中学で習ったかなあという記憶ですが、ワタシは
「リヤカー無きK村、動力借るとするも、くれない馬力」
と今でも覚えてますvv
KAZU様
コメントありがとうございます。
これ、いくつかのパターンがあるみたいですね。
リヤカーはほぼ共通みたいですw
ところで、今の子はリヤカーって知ってるんだろうか?