恐竜の「のど」の化石
恐竜の喉頭骨が発見されたというニュースです。
披裂骨、舌骨、輪状骨といいますが、
人間では舌骨はありますが、披裂骨、輪状骨はなく、
それぞれ披裂軟骨、輪状軟骨という「軟骨」です。
これによって恐竜の鳴き声の解明が進む、とありました。
このことは楽しみでもありますが、心配もあります。
現存する爬虫類のうち、カメやヘビは鳴きません。
ワニやトカゲの一部は鳴きます。
恐竜の鳴き声としてイメージするのは
映画「ゴジラ」での鳴き声です。
この声はコントラバスの弦を緩めて
松ヤニを塗った皮手袋でこすって作った
というのは有名な話ですが、
その後のジュラシックパークなどでも
同じような感じの声が使われています。
喉頭骨の研究によって、
意外とかわいい声だったらどうしよう。
ヤモリなんかはキョッキョッなんていう鳴き声だし。
ただでさえ、近年は恐竜に羽毛が生えたりして、
少年時代に抱いた強くカッコイイ恐竜のイメージが
どんどん崩されてきているので。
最近は恐竜は現行の爬虫類よりは鳥類に近い、
という解釈が主流ですが、
まさかトリケラトプスがピヨピヨ鳴いたり
ティラノサウルスがホーホケキョなんて鳴くことは無いだろうな。


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