ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2018.01.16

急性喉頭蓋炎

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先日、ドイツの中耳炎の話があり、

その中で、小児科で当直していて見逃したらヤバイ病気として

腸重積が出てきましたが

耳鼻科的にヤバイのはなんといっても

急性喉頭蓋炎です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

喉頭蓋とは気管に食物が流れ込まないように、

物を飲み込む時に気管の「フタ」の役割をする

靴べらみたいな形の軟骨です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ココが感染によって腫れるとはげしい嚥下痛がおきて、

物を飲み込むのが困難になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、怖いのはその後急激に呼吸困難になり、

窒息、死亡してしまうことがあるということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なので、これを見た場合、速やかに入院をさせ厳重な管理を行わねばなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただし、喉が痛いと言っても

ただ舌圧子を使って「アーン」としただけでは喉頭蓋は見えません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供や老人でなく健常な大人に起こることが多いので、

この人痛がりだなぁ、などと思って帰宅させると大変なことになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特に内科では診断が困難なので要注意です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎年この病気で亡くなる方があり、訴訟になることも多いようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は昨年暮れにもウチから1人病院に紹介しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のどが痛い、という女性の方でしたが、

診てみてびっくり、もうほとんど気管が見えません。

まだ、喘鳴や呼吸困難はないので、

パッと見、重症感がわかりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すぐに近隣の総合病院にベッドを確保してもらい、入院してもらいました。

救急車で行ってもらおうかとも思いましたが、

家人がクルマで連れてきていたのでそれで直行してもらいました。

案の定、緊急気管切開をしたそうですが、

間に合ってヨカッタ。

本当に危ないところでした。

 

 

 

 

 

 

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