ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2020.06.03

影響を受けたレコード(国内編)⑧「Drink!/ジューシィ・フルーツ」

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1980年は、ロックの価値観が

ひっくり返っていった時代。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インディーズ、テクノブーム、サブカルチャー、ヘタウマ、

キッチュ、コピーライター、ポップアート、通好み・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 感覚的な印象、センスとアプローチが重視され、

テクニックや楽典、重厚さや仰々しさが忌み嫌われる時代になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 長髪や革ジャンはカッコ悪い、

ギターソロや、チョーキングはダサい、

ツーバスのドラムセットよりはリズムボックスのほうがイマ風で、

ボーカルは熱唱、シャウトはダメ、という具合。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DEVO、B-52’sなどの海外バンドに加え、

本邦でもプラスチックスなどが人気を博しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そのなかで、グループサウンズや、ベンチャーズサウンドが見直され、

ジャガーや、ジャズマスターなどの過去の「ダサい」ギターや、

国産のテスコ、グヤトーンなどの「ビザールギター」が

時代にマッチしたルックスであるとリバイバルします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オールディーズ風のアレンジが時代の流行になり、

太田裕美の「さらばシベリア鉄道」(作曲:大瀧詠一)

YUKI(岡崎友紀)の「Do You Remember Me?」(作曲:加藤和彦)

などは1980年のリリース。

1979年の「愛しのキッズ/プリテンダーズ」の影響を感じさせます。

「シーナ&ロケッツ」はこの路線で

「ユー・メイ・ドリーム」をヒットさせました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、オールディーズのスタイルを取り入れたとはいえ、

それはピッタリ重なるようにコピーをしたものではなく、

ほぼ360°回ってきたけど、

サークルではなくスパイラルなので、

水平に見ただけではあまりわからないけど、

斜めに見ると違いが浮き出て見える、

というものでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこで、近田春夫の登場です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 近田春夫氏は、電撃的東京で、歌謡曲を270°回転させて、

ユニークな音世界を作ったのですが、

それをさらに進めて、

360°回転させたアイドル歌謡を作ろうとしたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 つまり、一般大衆にはアイドル歌謡曲にしか見えないけど、

見る人が見れば最先端の洗練された音とわかる

アーティストを作ろうと、考えたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 近田春夫氏のバックバンドであった「BEEF」をもとに、

ギターのイリアこと奥野敦子さんを前面に立てて

つくったのが「ジューシィ・フルーツ」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これが、おそらく、近田春夫氏の想像以上に当たった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ジューシィ・フルーツのデビュー前、

近田春夫氏はバンドのコンセプトについて語っていて、

でも、ホントに大衆が勘違いしてヒットチャートに乗っちゃうかもね。

などといっていたのですが、

実際にデビュー曲「ジェニーはご機嫌ななめ」はオリコンの5位まで上がり、

ザ・ベストテンなどの歌謡番組に登場するまでになったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 バンド名の「ジューシィ・フルーツ」は

1974年のロック・ミュージカル映画

「ファントム・オブ・パラダイス」に登場する

ロックバンドの名前からとっており、

実はその前身の「BEEF」も

その映画に登場するオカマロックシンガーの名前です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ボーカル兼リード・ギターのイリアさんは、

1977年に日本のランナウェイズとして結成された

ガールズバンド「GIRLS」のメンバーでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは、本家「ランナウェイズ」と同様、

レコード会社が「仕掛けた」バンドで、

メンバーのニックネームである、

ジニー、イリア、リタ、レナ、サディの頭文字をとって

「G.I.R.L.S.」ということになっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 実は、これは当初仮の名前で、「ガールズ」のバンド名を

テレビ番組で一般公募したのですが、

結果、そのまま「ガールズ」になり、

司会者が「それでは、ガールズの正式名はガールズに決まりましたー。」

と言ったので、見ていたワタシは大いにシラケた記憶があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ガールズは1979年に解散し、

イリアさんは近田春夫氏のバックバンドに参加しますが、

ボーカルのリタさんは、「ピンナップス」

というニューウエーブ系のバンドに参加し、ちょっと売れました。

この辺、ランナウェイズのジョーン・ジェットと

リタ・フォードみたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、そんなわけで、デビュー前から興味津々だった

「ジューシィ・フルーツ」、

デビューアルバムが、この「Drink!」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これも、相当ハマりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 歌謡曲風な味付けなのに、

その目で見るとウラの仕掛けがみえて、

またそれが「楽屋落ち」のように自己満足心をくすぐります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何より、このバンドがどんどん有名になってゆくのが不思議でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところで、ワタシが大学生当時使っていたギターは、

グレコのBG-800、愛称「ブギー」というギターですが、

イリアさんも、同じモデルを使っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただし、買ったのはワタシの方が先です。<(`^´)>

お茶の水のイシバシ楽器でハードケース付き定価¥80000のところ

6万円ちょっとで買った記憶アリ。

もちろん、当時は消費税などありません。

写真は大学時代のワタシ。ワカイナー、オレ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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