廃用萎縮
術後1ヶ月を過ぎておかげさまで妻の足はだいぶ良くなってきた。
室内では杖なしでけっこう歩いてるし、
外を歩くスピードも大分速くなった。
それもこれも術後早期のリハビリが功を奏してると思う。
以前も書いたけど、手術翌日から歩行訓練を開始したわけだ。
施設によっては術後ずっと安静でようやく今頃から本格的にリハビリなんて
病院もあるらしい。
しかし安静を続けると筋肉は萎縮してしまい
元の状態に戻るのには大変な時間を要する。
これを医学的には「廃用萎縮(Disuse Atrophy)」と呼ぶ。
頑強な肉体を持つはずの宇宙飛行士が長期間無重力の宇宙に滞在すると
地球帰還後歩けなくなってしまう、あれだ。
人間に限らず生物は日常使うべき器官、機能を使わないでいると
その部分の機能や大きさが退縮してしまう、という現象が起こる。
モグラの目みたいに進化の過程や世代を重ねて起こるものもあるが、
主に個体の時間的経過で起きるものをさす。
いずれにせよ、筋力を落とさずに、常に使い続けるのが
回復への早道ということで、
毎日彼女にはめずらしく欠かさず筋トレ、散歩をしている。
・・・・・・・・・・・・
ところで最近テレビを見ていて彼女がポツリ。
「ああ、この人どんどん眼がちっちゃくなるわね。
そのうち無くなっちゃうんじゃないかしら。」
テレビに映っていたのは菅直人首相であった。
そういえば、これが以前の顔。
こっちが最近の顔。
確かに眼がちっちゃくなっとる。
いろいろ都合の悪いことを敢えて見ないように眼をそむけていたので、
「廃用萎縮」してきちゃってるのかなあ。
♪居眠りばっかりしてたら、眼がちっちゃくなっちまったー
(トランジスタラジオ/RCサクセション)
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