少年朝日年鑑
小学校5~6年の頃好きだった本があります。
小説や漫画ではありません。
「少年朝日年鑑」という本です。
本誌と付録の「社会化統計」の2分冊でした。
今はもう無いのかなあ。
毎年発行され、その年のいろいろな出来事がジャンル別にまとめられていて
辞書みたいに「引ける」ようになってた。
「少年」というからには「大人の」やつがあってその少年版だったわけだ。
特に好きだったのが分冊の「社会化統計」で、
山や川、海の様子などの地形から、気温、降水量などの気象状況、
工業、農業などの生産高や品目が、国内、世界とあらゆる品目に渡って網羅されていて、
見ているだけで楽しい。
社会科の宿題にもバッチリだったんですが、
ヒマがあるとパラパラ眺めて、
「世界で2番目に高い山はK2っていうのか。」
「おー、ここではこんなもの作ってんだー。」
とか
「○○はこの地方が多いのかー。」
発見と感動の連続でした。
なんといっても、圧倒されたのは
「アメリカ」のすごさです。
自動車、機械、飛行機何をとっても第1位。
日本は高度経済成長が達成されつつありましたが、
その差は歴然でした。
唯一「造船業」だけが世界一だったことは覚えています。
その後、日米自動車摩擦が起きたり、
日本企業がバブルでばんばんアメリカに進出した時はマジかいな、と思ったもんです。
ネットで探したら、ありました。
1970年版はまさにワタシが小5の時、手垢がつくくらい読んだヤツ。
ネットの古本屋さんで5000円、
欲しいけど、ちょっと高いなあ。


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