小学館の学習雑誌
ネットのニュースで小学館の学習雑誌「小学2年生」が、
今年限りで廃刊になるとあった。
調べてみると「小学3年生」から「小学6年生」は
すでに2009年から2011年までに相次いで休刊しているという。
創刊は1925年(大正14年)、当時は「セウガク2年生」だったというから歴史を感じる。
なんと大正生まれだったのですね。
ピーク時は1973年の小学3年生が103万部。
ワタシが小学生だったのは1965年~1972年なので、わりと絶頂期ですね。
たしかに「小学○年生」は何回か買ってもらったことはあったが、そんなに熱心な読者ではなかった。
当時夢中になっていたのは光文社から出ていた月間マンガ雑誌「少年」。
鉄腕アトムや、鉄人28号が連載されていた。
モータースポーツやSF、戦記物の読み物もあって読みごたえがあった。
「小学○年生」は、読者の半分が女性であり少女漫画なんかも載っている。
当然、少女漫画にはまったく興味なかったし、付録も半分は女の子向けである。
また、そもそも例えば「小学3年生」ならばその年齢以上の読者は想定されていないので、
なんとなく、子ども扱いされてるような編集がキライだった。
子供は面と向かって子ども扱いされるのを嫌うものだ。
小学校3年生の時、学研の「科学」と「学習」を知り、
こちらは大変熱心な読者だった。
だが、調べてみるとこちらもすでに2009~2010年に廃刊になっている。
やはり、少子化が致命的ではあるが、
インターネットや衛星放送などの普及によるメディアの多様化と、
それに伴う国民の趣味や興味の多様化、細分化が子供にまで及んだってことですかね。
最後に残った「小学1年生」。
これも遠からずなくなっちゃうんだろうなあ。
するとあの「ピカピカの1年生」というCMもなくなっちゃうのか・・・・。


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