学校健診延期
新型コロナウイルス感染拡大防止のために
緊急事態宣言が発せられるようです。
東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡
の7都府県なので、ここ栃木・群馬は今のところ入っていません。
大変な事態になってきましたね。
東京にいるウチの子供たちも緊急事態で大変かもですが、
仕事や学校が休みでも地方への移動は感染拡大につながるので
東京にとどまるしかないわけで。
今のところ、当地の学校は新学期をスタートするようですが、
4月に予定されていた学校検診は、
学校側と相談して延期にしました。
耳鼻咽喉科の学校健診では
300個近い耳鏡、鼻鏡、舌圧子が滅菌されて準備され、
生徒1人ごとに耳鏡、鼻鏡、舌圧子を取り換えるので
器械からの感染は考えられません。
ただし、生徒の顔を触ることになるので、
万が一、症状のない感染者がいた場合、
医者の手指を介して
生徒から生徒へ感染を拡大する可能性がゼロではありません。
日々の診療では一人見るごとに入念に手洗いをするのですが、
一度に2~300人を診る学校検診の場合はそうもいきません。
以上を鑑みて、4月に予定されていた3校の健診は延期しました。
5月に組まれている4校は、その後の経過で。
新型コロナウイルスの影響で、
3月中は150人以上来ていた患者さんも
今は1日100人以下の日が多くなってきました。
クスリをなるべく長く出すようにしているので
今後、さらに減りそうです。
新型コロナウイルスの外出抑制のためもあるかと思いますが、
感染や健康管理に対し、皆が気を使っていることで、
普通の風邪にかかる人も減って、
また、花粉症に対しても結果的に花粉を避けていることになっているので、
病院にかかる必要がある人そのものが減っていると思われ、
これはこれで大変良いことなんですが。
出来れば、こんなヒマな時期に
手間と時間のかかる学校健診を済ませてしまいたいところですが、
そこは、致し方ないところですね。
このまま、今年の学校健診は問診表のみで代用、
という特別措置にならないかなあ。


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