天皇陛下のお気持ち
天皇陛下が生前退位の意向を示された。
常々、この天皇はホントにまじめな人で頑張ってると思う。
昭和8年生まれとあるから、天皇主権国家のもとで生まれ、
日本が急速に軍国化していく中で幼少年時代を過ごし、
開戦の時7歳、終戦時は12歳くらいということ。
思春期にあって皇室、皇太子としての自分を取り巻く環境が激変し、
将来の展望も全く想像つかない中、多感な時期を過ごしたはずである。
敗戦によって、ひょっとして皇族は皆処刑されちゃうのか、
なんて恐怖もいくばくかはあったかもしれない。
しかし、その中で立派に自身を貫かれ、
新しい皇室のありかたを常に考えていた。
象徴というあいまいな役割をどのようにしたら全うできるか。
昭和天皇も偉かったが、またこの天皇陛下も人格的に素晴らしい方である。
誰よりも平和を愛し、戦争を憎んでいるはずだ。
現皇太子はワタシと同学年で、
同い年のいとこが小学校時代皇太子と同じ学習院に行ってたのでなんとなく親近感(?)がある。
生前退位、考えてみればまったく正論であり、お気持ちで述べられたことも真っ当至極。
アホな政治家が多い中で、こういう話を伺うとホッとするのである。
現行政権も天皇陛下に「憲法かえちゃっていいですかねー」と訊いてみたら。
多分日本国憲法なんかは、憲法学者並みに詳細に研究されてるはず。


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