初戦、コロンビア相手に金星。
勝ちました。
まさかの大金星。
コロンビアに勝つにはどんなシナリオがあるだろうと思ったが、
まさか開始3分で相手CBハンド、一発退場、PKで先制、とは・・・・・・。
フットボールは何が起こるかわからないとはいえ、
このシナリオはなかなか事前に書けませんね。
キッカーは香川。
相当なプレッシャーだったと思いますが、
ヨーロッパでもまれた経験が生きたか。
願ってもない展開になりました。
だが、油断はできない。
とっさに思い出したのは2006年ワールドカップドイツ大会。
初戦オーストラリア相手に中村俊輔のゴールで先制するも
その後逆転負けを喫した試合。
10人となってかさにかかって攻めてくるコロンビアに対し、
日本はひいて守るのか、攻めに出るのかがどうもちぐはぐ。
ピッチの意思統一ができていない感じ。
案の定(?)前半終了間際にフリーキックから同点に。
ゴールラインテクノロジーを見るまでもなくゴールインでしたが、
そのフリーキックのきっかけになった長谷部のプレーは
ファウルじゃなかったような・・・。
1-1でハーフタイム。
お、早野さんの横にはわれらが野人岡野登場(^.^)
何となく、場違い?
そして、NHKサッカーテーマを演奏するバンドが演奏。
もはや、こういう場面にロックは完全にお呼びではないね。
オジサン的にはダサい、と思うのだが、
今どきの若者はこういうのをカッコいいと思うのだろうか。
そして、後半。
明らかに日本の攻撃は整理された。
受けるのか攻めるのかあいまいだった前半に比べ、
リスクを冒さずタテに速いパスで勝負する、という監督の指示と思われる。
そして、得点はセットプレーから。
本田のCKを大迫が見事にヘッドで合わせ、勝ち越し点。
これは、スバラシイ。
よく、決めました。\(^o^)/
コロンビアにかなりの精神的ダメージを与えたと思う。
そして、タイムアップ。
まさにドン底からの奇跡的な勝利でした。
日本の勝利の大きな要素は、相手DFのハンドですが、
それを引き出したのは大迫の抜けだしからのシュート。
勝ち越し点と加えて、この試合のMVPでしょう。
アントラーズ出身のコイツはいつもシマラナイ表情で
あまり好きではありませんでしたが、見直しました。
そして、原口をはじめヨーロッパ組を中心によくファイトしました。
昨日書いた「当たり負けしない肉弾戦」、かなりできていたと思います。
そして、後半、おそらく監督が戦い方を整理し、
チームの規律がまとまったことも重要です。
それにくわえ、コロンビアのエース、前大会得点王のハメス・ロドリゲスが
ケガの影響で先発できず途中出場、
出場後も十分なパフォーマンスが発揮できず、動きが悪かった分、
10人のコロンビアの機動力がかえってさらに低下したこともラッキーでした。
さあ、これで予選突破の可能性がぐっと見えてきたわけですが、
忘れてならないのは1996年のアトランタオリンピック。
ブラジル、ナイジェリア、ハンガリーと同組に入った日本は
初戦でブラジルを破るといういわゆる「マイアミの奇跡」をおこしたが、
その後ナイジェリアに敗れ、ハンガリーに勝ったものの、
得失点差で決勝トーナメント進出を逃している。
今回もセネガルがポーランドに勝ったようで、
ブラジル≒コロンビア、ナイジェリア≒セネガル、ハンガリー≒ポーランド
と見れば、キビシイ戦いはこれからです。
セネガルはナイジェリアと同じ緑のユニホームだし・・・・。
このアトランタ五輪の時の指揮官がほかならぬ西野監督なので、
当然、その教訓は織り込み済みだと思いますが、
今後の戦い方をしっかりと検討してほしいですね。
それにしても心配なのはハンドで一発レッドもらった
あのコロンビアディフェンダー。
1994年、ワールドカップアメリカ大会で、
オウンゴールを献上して敗戦の一因となったコロンビア代表DFエスコバルは
帰国後、まだ、ワールドカップの期間中でしたが
なんと射殺されてしまったという事件がありました。
あのハンドしたディフェンダー、ビビってるだろうなあ。


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