共通一次試験とセンター試験
昨年が最後のセンター試験と昨年書きましたが、
今年が最後だったんですね。
このブログでもたびたび書いていますが、
ワタシはセンター試験の前身の共通一次の第一期生。
ついでに、現役時代は国立大学一期校、二期校の最後の受験も経験している。
まさに大学入試の変革を身をもって体験しています。
なんていうと、今年現役で、センター試験を受験し、
まかり間違って浪人しちゃたヒトは、
ワタシと同じように歴史の生き証人となるのだな。( ̄▽ ̄)
昨日、今日のセンター試験、失敗した、という方には、
まあ、今だから言えるが、それもあながち悪い経験ではない、
と言ってあげましょう。
浪人時代もいい経験でしたし。
ワタシは東京の予備校に通っていた関係で、
共通一次試験は、都立大で受験しました。
英語、国語、理科はまずまず、
数学は問題が簡単だったので満点でしたが、
問題は社会科でした。
理系の学生は社会科の勉強にそれほど時間を割けない。
日本史、世界史、地理、倫理社会、政治経済から2科目を選択、
というのが共通一次の決まりでした。
倫社、政経がキライで、歴史が好きだったワタシは、
日本史、世界史を選択。
これが大変な間違いでした。
日本史、世界史は暗記量が、他の科目に加えて極めて多く、
理系で、この2科目選択は命取りである、
ということを後から知りました。
第1回の共通一次試験終了後、
倫社、政経の2科目を選んだ受験生の点数が、
他の科目を選んだ者に比べて極めて高く、
なんと、翌1980年から倫社、政経の2科目同時選択ができなくなったという。
それくらい差があったのでした。
なので、ワタシの共通一次の点数は、社会科2科目が足を引っ張り、
イマイチ伸びなかったのですが、
他の科目で稼いだ分と、おそらく2次試験の得点で、
なんとか、めでたく大学には入れました。
もし、再度浪人していたら、今度はキライな科目でも
倫社、あるいは政経を選択していたと思われますが、
けっきょく、それはありませんでした。
なので、今でも歴史の本を読んだり、
歴史番組を見るのは好きですが、
哲学や、ことに政治、経済に対しての知識は人一倍ありません。
ダウ平均株価の「ダウ」ってなんだ?
ちなみにうちの奥さんは、ちゃっかり倫社・政経で受験したそうです。
だが、「ダウ」は分からないらしい。(*^^*)


コメント/トラックバック トラックバック用URL: