今期のインフルエンザワクチンについて
足利市から今年のインフルエンザワクチンに対して
助成金が出ることになりました。
なんで?
WHOが新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、
シーズン前にインフルエンザワクチンを接種をとくに推奨する、
という発表をしました。
他にも、そういった情報は上がってきており、
この冬、インフルエンザワクチンの接種希望者は
かなり増えるのではないかと見込まれます。
いっぽう、インフルエンザワクチンの生産量は
今シーズンは7%増の6300人分といわれますが、
果たしてきちんと行きわたるか心配な面があります。
一番心配なのは、このことによって
インフルエンザワクチンの買い占めを行う医療機関が出やしまいか
ということです。
これに乗じて一儲けしようとする不逞な輩が、
出てくる可能性があります。
それによって毎年行きわたっていた人に
インフルエンザワクチンがまわらない、
という事態が起こるかもしれません。
または、高齢者や合併症を抱えリスクのある人が、
インフルエンザワクチンを受けられない、
という事態が起こる可能性もあります。
そもそも日本の人口が1億2000万とすれば受けられるのは
ほぼ2人に1人。
しかも6300万人分のワクチンが一時期に出荷されるわけではありません。
出来れば、混乱を避けるために
2009年の新型インフルエンザの時のように、
政府や自治体が管理して優先順位を定め、
必要性の高いヒトから順番に摂取できるような体制があったほうがいいのでは。
助成金に対しては、
新型コロナウイルス対策で医療費がひっ迫している状況においては、
普通に患者負担でもいいのではないかと思っています。
自分をを守るための数千円なら払って当然、
と思うのですが。
ともかく、みなさん、冷静に。


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