世界禁煙デーと無煙映画大賞
昨日、5月31日は「世界禁煙デー」、今週は「禁煙週間」です。
私の父が「心筋梗塞」で急逝したのは57歳、私が高2の時でした。
肥満も高血圧も無かった父の心筋梗塞には「タバコ」が、最大の要因だったと思います。
母が亡くなったのは78歳ですが、
やはり喫煙のため慢性肺疾患で入退院をくりかえし、在宅酸素療法を行なった末でした。
妻のお父さんもヘビースモーカーでしたが、肺の病気からは生還したものの、
今はやはり喫煙が原因とみられる病気で、失明の危機にさらされている現状です。
喫煙の影響は、肺がん、喉頭がんだけでなく、
全身のあらゆる臓器に及びます。
家庭や職場、公共の場所における「受動喫煙」も深刻な問題です。
当院も、禁煙外来を行なっており、
昨年は試験を受けて2人とも禁煙専門医に合格しました。
「禁煙専門・認定指導者」「禁煙外来・禁煙クリニック一覧」←クリックしてご覧ください。
タバコの無い世の中が早く来るといいですね。
ところで我々の所属する禁煙学会にこんなリンクがあります。
「無煙映画大賞」←クリックすると見られます。
まあ、映画のタバコ、ここまでよくチェックしたなー、という印象ですが、
確かに、映画やドラマのイメージって大きいのでこういう突っ込みを入れることは
意味があるのかもしれません。
かつては、「タバコ⇒カッコイイ大人の男」というイメージがあったのは事実で、
青少年の喫煙開始の動機としても多かったでしょう。
これを「タバコ⇒どうしょうもないダメダメ人間」というイメージに変えて、
タバコを吸わないかっこいいヒーローを対比させる、ってのはアリかも知れない。
そーいや、「鉄腕アトム」、「鉄人28号」と並ぶアニメヒーローの古典
「エイトマン」では、電子頭脳のオーバーヒート(?)を抑える「強化剤」っていう
タバコ型のものを吸引していた。
これが吸えないとピンチになっちゃうという「ヤク中」みたいなアブナイ設定だったなあ。
今では、ちょっと考えられないですね。
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どこかの副町長がこんなことしたそうな。
禁煙デーポスターにたばこペタリ
喫煙室で自分の吸ったタバコを
いたずらで「世界禁煙デー」のポスターに貼っちゃったらしい。
なんか、こんな大人がいるかと思うと、
日本もまだまだだなー、と情けなくなりますね。


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