ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2008.08.01

ロックな高校生(第3話)

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 「いやー、こないだはよかったよなー。」
 「俺たちの、ファンクラブとかできたりして。」 (んなモン、できるわきゃねえ。)
「前の、女の子俺のほう見てたよ。」 (そりゃ、見るだろ、演奏してんだから。)
女子高ライブが終わって、再び練習場に集まり、
練習もせずに、あれこれ勝手な見解を述べる我々。
そん中で、ベースのOがボーとしてる。
「おい、よかったな。お前のおかげだよ。」
「うん・・・。」
「どした?」
「いや、可愛いかったなと思って。」
「へ、可愛いかった?お前のいとこのMちゃんか?」
「そうじゃねーよ。Nちゃんだよ。」
「だれ、それ。」
「ドラムやってた子だよ。」
「あーーーーーーーーー!」
いっせいにのけぞるメンバー。
そっかー、あの子かー。
確かにドラムやってたNちゃんは、なかなか可愛かった。
「お前、あーゆータイプ好きなのかー。」
O君は当時「アグネス・ラム」のファンだった。
練習場には、オレがわざわざ彼のためにトヨタのディーラーからもらってきた
でっかいアグネス・ラムの水着ポスターがはってあった。[emoji:e-413]
(ちなみに私は以前述べたようにキャンディーズ派でギターのEは片平なぎさのファンだった。
このEの趣味は謎だ。)
まあ、彼女がアグネス・ラムに似てるかはともかく。
にわかに盛り上がるメンバー。
「どうする、どうする。」
「告白しろ、告白。好きだって言っちゃえ。」
「まあ、多分無理だと思うけどなー。」
「いや、わかんねーぞ、人間、趣味も好みもさまざまだからな。」
「そうだそうだ、俺も片平なぎさのどこがいいかわかんねーし。」
「片平なぎさを悪く言うな。」
他人事なので、ほとんど無責任な発言が多い。
しかし、Oはシャイで有名。いい奴なんだが、その手のことには弱い。
とても告白する勇気なんてありゃしない。
そこで、めずらしく建設的な意見が出た。
「今度のロック・ボックス、もし俺たちが通ったらチケット渡して来てもらうのはどう?」
「おー、それ、いいかも。」
ロック・ボックスというのは、地元の楽器屋さんが主催してるイベントで
足利、太田、館林の3市からバンドを募集し、テープ審査で4バンドを選ぶ。
これに通ると、プロの機材、ミキシングで足利市民会館大ホールで演奏できるってわけだ。
「よし、そうしよう。」
シャイなOも、そこまで行けばやる、ということで納得した。
そんなわけで、我々は新たな目標に向かって活動を再開したのだった。
(ちなみに、このドラムのNちゃんが、この間CRPのライブに来てくれた人です。)
さて、そんな我々の前に思わぬ試練が待ち受ける。
果たしてアースバウンドはロック・ボックスに出られるのか。
そしてOの恋の行方は・・・。
風雲、急を告げる第4話に、乞う、ご期待。

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