ロックな高校生(第1話)
先日のGOKURAKU-YAのライブにスペシャルなゲストが来てくれました。
(いや、堀越君の彼女も相当スペシャルなんですけど・・・。)
実は私のかつての同級生の女の子と、その友人。
同級生だから、女の子ってことはないよね。(失礼)
その彼女、Mちゃんは幼稚園、小学校、中学校と同級生でした。
いや、別に、私の彼女だったとかではありません。
中学のとき私が学級長で、彼女が副学級長だったりしたけど。
そして、Mちゃんは高校は女子高へ。
私は男子校である足高に入り、ロック・バンドをはじめました。
そのバンドのべーシスト、高校に入って知り合ったO君が、なんとMちゃんのいとこでした。
我々は、Oのうちの町工場跡の建物をスタジオ代わりにして
練習していました。
(貧乏な高校生にスタジオ代なんかないし、そもそもあまりそういう施設もなかった。)
織物会館でほかの高校のバンドと会場を借りて
自分たちで、チケット売ってライブやったりしてました。
そんなある日ベースのOが
「女子高の学園祭に出られるかもしれないぞ。」
と言い出しました。
彼が言うにはいとこのMちゃんも最近バンド組んだらしいよ、とのことです。
へー、彼女ピアノうまかったからなー。
しかしクラシックしか知らないと思ってたがロックバンドとはなー。
当時、まだバンドは珍しく、不良とまでは行かないまでも
あまり上品なものではない、ってイメージが残ってましたからねー。
美人で、頭よくて、優等生タイプの彼女がロックバンドってちょっとギャップがありました。
で、その女子高バンドが、学園祭でライブやる、そこに出られそうだ、というわけです。
もちろん、フツーに男子高生が女子高の学園祭に出るなんて
職員会議で通るはずがありません。
そこで、そのライブ会場にわれわれがお客さんとして行き、
途中で
「では、せっかくですからここで飛び入りで演奏される方がありましたらどうぞ。」
と、声かけをするという段取りにしました。
これなら女子高の先生も文句は言えません。
しかし、飛び入りとは・・・。
のど自慢じゃあるまいし、楽器もって見に来てりゃミエミエだ。
それにしても「女子高でライブ」かー。
なんてすばらしいんでしょう。
全足高生の夢といってもいいくらい。
誰一人彼女のいない、われわれバンドメンバーの4人は、その日を夢見て、にわかに練習に励むのであった。
(以下続く)


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こいつはおもしろそうです!私は市民会館大ホールでのオープニング、ストレンジ・カインド~で受けた衝撃をいまでも覚えております。当時のセットリストなんかも教えてもらえるといーけど、ご自身が覚えてないかな?