リッチでハイソなセレブなあなたへ
最近、よく分厚い雑誌が送りつけられてきます。
何種類かあるようですが、みんな大判で、つるつるの紙でやたら重たい本です。
キャッチ・コピーには「ステイタスを~」とか「エグゼクティブのための~」とか「プレミアムな~」
などという、文句がちりばめられている。
要するに、ちょっと金持ちになったけど使い方のわかんねえ田舎モノに、
金を使わせてふんだくろうという商品紹介の雑誌、
なんだろうな、多分。
「最近事業に成功して、小金がたまった。
するってーとオレも、いわゆるセレブかい。
一体、金持ちってのは、どうやって金使ってんだ。
東京のキャバクラの姉ちゃんになめられないようにするには、どうすればいいんだ。
おー、こういうもの着て、こういうもん食って、こういうとこで遊べば、かっこいいんだ。」
「開業医の跡継ぎと結婚して、あたしもお金なら、多少はあるわ。
まだ3歳の子供に英会話とバレエを、習わせて、あたし自身も、エステの会員になったけど、
どんなファッションがハイソな奥様っぽく見えるのかしら。」
という、上流社会(死語?)にあこがれる、まるで上海の富裕層のプチ版みたいな人たちが
ターゲットなんだろう。
ウチ、まったく興味ないけど。
というより、自己資金ほぼゼロで開業したので、
今後も10数年も、銀行に借金を返し続けなきゃなんないし。
大体、オレの趣味に合わん。
そもそも、この手の本では広告からしてベンツや、ロレックスなんてのは庶民的で、
車はアストン・マーチンとかマセラティとか、
時計はバセロン・コンスタンティンとかパテック・フリップとか
300万円もするのに、防水じゃないなんていうふざけた腕時計がのってる。
ダイヤが14個入った黒漆塗りの40万円もするプレミアム高級携帯電話、
75万円もする革のパンプス、50万円のサンダル、315万円の赤珊瑚の数珠
なんて、常識を疑う商品の数々。
おっと、数珠はヒスイのやつで、2625万円というのがあった。
こんなんで拝まれた日にゃ、びっくりして仏さんも生き返りますぜ。
もっとも、こんなのをガンガン買える人はまずいないだろうが、(中にはいるかも知れんが)
大部分の「小金持ち」は、こういうのを見たあと、
「50万円か、高いサンダルってあるのねー、素敵だけど。
あらっ、このサンダル5万円ですって。や、安いわー。これ、ゼッタイ、買いだわー。」
と、金銭感覚を麻痺させられ、無駄に金を使わされちゃうんだろーなー。
京都の高級料亭を味わう、なんて記事があって、料理はお任せコースのみで3万円から
なんて書いてあると、一生どころか孫子の代まで入るこたぁないな、などと思ってしまう。
そんな中に、ステーキサンドはおみやげに最適、なんてのがあった。
「おー、サンドイッチくらいの持ち帰りならいいかも。
1500円かー。まあサンドイッチでもそれ位するわなー。」
などと思って、よく見たら15000円でした。
ひえー、一匹40円のサンマを食ってる身じゃ、とてもじゃないがこんなん食えん。。


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はじめまして 気になったのでコメント残しました
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