ラウドパーク、急遽参戦
土曜日の午後、突然こちらに出向くことになった。
本来は、この時間、埼玉スタジアムでヴィッセル神戸戦を見るはずであったが、
場所近いけど、サッカーではナイ。
コレっす。
娘が、トモダチと行くつもりで、チケットとったのだが、
そのトモダチが語学留学の日程とかぶっていたのだという。
しかし、ワタシはロックは大好きだが、メタルは不得手である。
ところが娘の「お目当て」はナント「アリス・クーパー」。
コレはワタシも大好物。
まさに「門前の小僧習わぬ経を読む」である。(*^-^*)
開場はさいたまスーパーアリーナ。
以前は、グリーンデイやクイーン&ポール・ロジャースを見に来たことがあります。
2つのステージで交互に演奏が展開される。
はじめてメタルのライブ会場に来てわかったこと。
お客さんは全員「黒のバンドT」を着ている。
バンドの種類はまちまちだが、色は必ず「黒」。
何か、政治的、あるいは宗教的な団体のようだ。
なかにはよく見ると「ラモーンズ」のTシャツで、
おい、それちげーだろ、という人もいたが・・・。
ココでもし赤なんか着てると、埼玉スタジアムで青いシャツ着てる以上に違和感がある。
たしかに「メタルファン」も「レッズファン」も
ある意味「宗教的な集団」といえないこともないなあ。
ワタシも黒を基調とした格好で正解であった。
さて最初に聴いたのは「Opeth」というバンド。
もちろん初めて聴くが、
Wikiによるとスウェーデンのプログレッシブ・メタルバンド、とのことであった。
メタルは不得手でもプログレなら得意技だ。
プログレ世代のワタシにとっては何となく、懐かしみのある聴きやすいバンドであった。
ちなみに読みは「オーペス」だそうだ。
次のバンドは「Overkill」。
ステージの後ろが、マーシャルの「壁」になっているので、危惧していたが、
やはり、そんなバンドであった。
スラッシュメタル、1,2曲はいいんだけど、
3曲目からは全部同じに聞こえてしまうワタシ。(^^;
さて、待ちに待ったアリス・クーパーである。
向こうのステージでオーバーキルやってる間にだいぶ前方に移動。
はじまったー、
生アリス・クーパー、初めて見る。
初めてアリス・クーパーを知ったのはラジオではなく、音楽雑誌。
ヘビの巻き付くあのパフォーマンスの写真を見てビックリしたのは、もう45年前。
現在、御年69歳。
衰えぬそのライブパフォーマンス、スゲエ。(◎_◎;)
サービス精神も手抜きなし。
ステージの、なにやらあやしいマシンにしばり付けられるアリス・クーパー。
機械に閃光が走り、スモークにおおわれると・・・・
煙の中から現れたのは巨大なフランケンシュタイン!
ギタリストのお姉ちゃんを追いかけてステージを駆け回る。
このブロンドのギタリスト、美人でしかも超絶テク。
他のメンバーもみんなカッコイイのだ。
他にもギロチンのパフォーマンスや、
人形が、実物になって動き出す演出や、
ともかくショーマンシップ全開のステージで、
見るものを飽きさせない。
シアトリカルロックの元祖にして、最高峰。
その唯一無二の存在ぶりを存分に堪能しました。
そして、アンコールは名曲「スクールズ・アウト」。
もう、完全にやられました。
圧巻のステージが終わって、娘と乾杯し、
ヘッドライナーの「Slayer」は見ずに、家路に着きました。
娘は卒論がある、というのでまた東京に戻りました。
実は「School’s Out」を聴いて、
卒論迫ってることのプレッシャーを感じたらしい。(*^^)v


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