ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2021.10.18

モデルナ社製ワクチンによる心筋炎

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モデルナ社製ワクチンの心筋炎の問題について

書いておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワクチン接種後の副反応としての心筋炎の頻度が

10代20代の男子の場合、

モデルナ社製ワクチンの方が、

ファイザー社製よりも有意に高い、

ということから

厚生労働省が10月15日付で注意喚起を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人口100万人あたりの割合で10代男性は約7.8倍、

20代男性では約2.7倍の割合で

心筋炎の発生頻度が高い。

年齢とともにその比率は下がり、

女性の場合は年齢を問わずほとんど差がないというのも

興味深い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今のところ軽症例がほとんどで

胸の痛み、息切れは軽快、回復しているようですが

この結果を受けての発表です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頻度的には100万人あたり28.8人というと

0.00288%ということになり、

実際に新型コロナにかかった時の心筋炎の頻度が

国内で0.0834%(15〜39歳男性)

と30倍以上であることを考えれば

ワクチン接種のベネフィットの方がはるかに上回りますが‘

ファイザーのワクチンが選択できれば

そちらを優先した方が良い、ということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、心筋炎は1回目の接種後よりも

2回目に高頻度で出現する、との知見から

1回目にモデルナワクチンを打った人でも

2回目はファイザー社製を接種可能

という見解も発表されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただし、このデータは、

1回目モデルナ2回目ファイザーと

2回ともモデルナの比較試験を行なっていませんので

2回目にファイザー社製を打てば、

心筋炎の発生頻度が減るかどうかはわかりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イメージ的には1回目モデルナ2回目ファイザーの方が

頻度は下がりそうですが、

逆にあがる場合も無いとは言えない、

というのが科学的な考え方です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、1回目と2回目に異なるワクチンを打った場合の

ワクチン効果の差についてですが、

これもまだ分からないのが現状です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原則的に同じワクチンを受けましょう、

ということになっていますが、

海外では異なったメーカーのワクチンを打った場合の方が

抗体価の上昇が見られたという報告もあり

「ちゃんぽんワクチン」は少なくとも

大きな問題はないようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論としては若い男性は選択の余地があるならファイザー、

早く打ちたかったらどちらでも可。

1回目モデルナ打っちゃっていたら、

2回目は一応ファイザーが無難なセンですが

これも絶対ではないというところでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 昨日も、集団接種会場にモデルナワクチンを受けに来た

20代30代の男性の方には、この説明をしましたが、

みな、1回目のモデルナワクチンを受けて帰られました。

当院の個別接種で打っているワクチンはすべてファイザー社製です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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