ミニジェットからの秋のミグまつり
ネタが無くなるとプラモデルの話。
1/100タミヤミニジェットシリーズといえば、
1968年4月から始まったシリーズで、
世界各国のジェット機が100円~150円という
低価格でコレクションできる、というもので、
当時小学校4年生だったワタシは、弟と手分けして
第1シリーズ全16種をコンプリートしたのでした。
もちろん、カッコイイヒコーキは、ワタシが担当。
先日、ヤフオクでこんなセットを見つけて、つい、買ってしまった。
ああ、在庫が・・・
なので、これを作ろう、どうせならシリーズNo.1の
ミグ19ファーマーから。
と思ったが、しかし、ここは効率を考えて
シリーズNo.9のミグ21も一緒にやっつけちまおう。
いや、いや、ミグ21を作るなら、
在庫になってる1/72のミグ21も一緒に作っちゃう手があるぞ。
フィンランド空軍仕様は作ったので、
今度はソビエト軍仕様にする予定だったし。
いや、それなら、今回のヤフオクセットに抱き合わせでついてきた
エアフィックスの1/72のミグ15も作ってしまおう。
勢いがないとこんなキット、絶対に手を付けないだろう。
とのことで、けっきょく、MiGシリーズ4期同時進行という事態になりました。
で、まず、このMig-15だが、いやあ、これは・・・
昔の駄菓子屋のキットと大差はない。
金型は1958年とあるが、何とオレの生まれる1年前。
1958年といえば日本のマルサン商会が
初めての国産プラモデル「原子力潜水艦ノーチラス号」を発売した年。
ただし国産とはいえ、アメリカレベル社のキットのコピーだった。
ともかく、このキットは歴史的なシロモノだ。
Mig-15といえば当時は鉄のカーテンの向こうの東側の戦闘機。
キットの設計者は、図面はおろか実機を見たことすらなく、
数少ない写真資料から原型を起こしたと思われ、
サイズや、考証などは正確に作るのはほぼ不可能。
それでも出来上がると、まあ、MiG-15にしか見えないよなあ。
実は以前作ったドラゴン社のMiG-15があり。
これは1990年代のキットで、
ドラゴンは香港のメーカーなので当時中国への返還前だが、
考証はかなり正確になってるはず。
一見して大きさがだいぶ違います。
でも実機のイメージはなかなかとらえてるようです。
朝鮮戦争で北朝鮮に供与されたMiG-15の活躍は、
西側諸国の目には大いなる脅威に映り、
実機より大きくなっちゃったのかも。
実はキットのデカールが完全にダメだったので、
そのドラゴンキットの余ったデカールがとってあったので流用。
東ドイツ空軍仕様になりました。
シートやコックピットは無く、パイロットはバーの上に宙ぶらりんです。
顔にシャドーを入れたので、遠くから見れば東ドイツの人に見えるかな。
まあ、ナントカカントカ形にしました、というところ。
食品ロスならぬ、キットロスは避けたい性分なので。
実はヤフオクの詰め合わせには同じキットが、もう一個あるんだが、
どうしたものか・・・。
あとこのシーホークも前に作ったことがあるし、
もう一個はあの悪名高いマッチボックス社製だからなあ・・・
秋のミグまつりは続きます。


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